性加害公判の最中に“笑顔でバームクーヘンを売る”元ジャンポケ「斉藤慎二被告」…違和感を禁じえない心理状態を専門家が「4文字」で解説
2024年7月、ロケバスの車内で女性に性的な暴行を加えたとして、お笑いトリオ「ジャングルポケット」の元メンバー・斉藤慎二被告の刑事裁判が東京地裁で開かれている。公判で明らかになった斉藤被告の常軌を逸した行動の数々に、SNSでは「本当に信じられない」との驚きの声や、「人間として許せない」といった怒りの声が次から次へと投稿されている。
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担当記者は「裁判で被害者女性は、『斉藤被告が早朝のロケバスで、初対面の私にいきなりキスを行った。この人は異常ではないかと恐怖を感じた』と証言したのです」と言う。

「現場をオフィスに置き換えると、例えば会議室が犯行の現場になったようなものでしょう。SNSでは《どうしたらそんなシチュエーションになるのか全くわからん》、《あり得ない》といった投稿が殺到しました。昨年、斉藤被告は書類送検されましたが、その際にフリーアナウンサーの古舘伊知郎氏がロケバスでの犯行という事実に着目し、『ちょっと異常なことじゃないですか』と指摘したのも当然だと思います」
古舘氏はTBS系列の「ゴゴスマ−GO GO!Smile!−」(CBSテレビ)に出演。斉藤被告の異常性を指摘した上で、「普通ならブレーキがかかるはずなのに、それが壊れている」との見解を示した。(註)
「キスの後に斉藤被告は一応、女性に謝罪しました。ところが、その後もロケバスの中で犯行を重ねます。検察側の主張によると、さらにキスを迫り、体も触ったそうです。斉藤被告側は『女性は同意したと思っていた』と弁明していますが、さすがに納得する人は誰もいないのではないでしょうか」(同・記者)
他者の迷惑は考えない
斉藤被告は暴行を続ける。その中には「斉藤被告が自身の下半身を女性の唇に挿入した」という容疑も含まれている。
裁判には女性の母親も証人として出廷。娘が桁外れの精神的苦痛でパニック状態に陥った一部始終を詳細に振り返り、挿入の被害を知らされて「まずは、うがいして」と助言したことを証言した。
東京未来大学副学長の出口保行教授は犯罪心理学が専門。大学院を卒業すると法務省に心理職として入省し、全国の少年鑑別所・刑務所などで犯罪者の心理分析に携わった経験を持つ。
出口教授は裁判の審理内容に「斉藤被告が相当、調子に乗っていたことは手に取るように分かります」と指摘する。
「人気があるということで自分を勘違いし、全てが自分の思いどおりになる、人は自分を好意的に受け入れるという『万能感』に支配されていたと考えられます。ただし、斉藤被告のような性犯罪者は特に珍しいというわけではありません。刑務所や拘置所で多くの心理分析を行ってきましたが、『似たり寄ったり』だと言えます。自らの欲求充足を最優先して、他者の迷惑を考えないというのが共通した特徴なのです」
バームクーヘンの問題
実は裁判所の外でも、斉藤被告の行動には疑問の声が殺到している。斉藤被告は今もXの公式アカウントに投稿を続けており、中でも自身が手掛ける「バームクーヘンの販売」に余念がないのだ。
Xの投稿を見ると、3月24日から26日まで埼玉県内で本人がバームクーヘンを販売する“イベント”が告知されている。
スポーツ紙各紙は3月20日に山梨県で行われた販売イベントを取材。斉藤被告が写真撮影や握手に応じ、明るい表情で接客する様子を記事で報じた。被害者女性が被った心の深い傷を考えれば、どうしたらこんなことができるのかと首を傾げる人が大半だろう。
「斉藤被告は自分が犯したことを正面から受け入れることが嫌なのでしょう。被告が積極的にバームクーヘンを売るのは、現実逃避の一つと考えられます。こうした事件の場合、被告には『反省』というよりは、さらに踏み込んだ『内省』が求められます。『悪いことをしてしまった』という反省だけでは不充分で、『なぜ自分はこんな事件を起こしてしまったのか』、『被害者は何を感じたのか』という問題についても充分に考える必要があるのです。それが再犯を防止することにつながるのですが、今の斉藤被告にそうした『内省』は可能なのでしょうか?」(同・出口教授)
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註:古舘伊知郎、ジャンポケ斉藤慎二のロケバス行為は異常と指摘「中毒症状、ブレーキングシステム壊れちゃってる」(サンスポ:2024年10月9日)
デイリー新潮編集部
