星野リゾートもアクティビティに採用 ハマる人続出! 赤ちゃん肌のように吸い付く謎のアイテム「撫で杉」に大人が没頭してしまうワケ
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今回は小国杉を使って、ユニークな発想で生まれたアイテムに迫ります。
小国町森林組合 入交律歌さん「もう、全然飽きない!」
参加者「ただひたすらに癒やし!」
ハマる人が続出! 小国杉の魅力を満喫できる逸品とは?
熊本県小国町と南小国町で生産される小国杉は、約270年、地域で大切に守り育てられていて、良質な木材として全国でも高く評価されています。
その丈夫さと美しい色味を生かし、建物に使われるだけでなく、様々な製品作りも盛んです。
そんな小国杉の魅力を体感できるアイテムが…
〝撫で杉〟(なですぎ)って言います
「撫でるための杉です。めっちゃ気持ちいいんですよ。触ったらわかるんですけど、吸い付くんですよ。本能で欲しくなる? なんか、赤ちゃんの肌とか、あー、なんか気持ちいいってなるじゃないですか。で、こう、あー癒やされる、私なんかこれすごい今嬉しい体験してるっていうのが、ここにあります」
ただ撫でるだけの「撫で杉」。
考案したのは、小国町森林組合で小国杉の魅力を発信する入交さんと、小国杉の森に暮らし、工房を構える家具職人の當房さんです。
入交律歌さん「ポスターとかそういうものを飾るフレームを1回作っていただいた時に、めっちゃスベスベで、こうずっと触っちゃってて。それを見て納品するたびにいつもずっと触ってくれるから、もうなんか『撫でるための杉』あってもいいんじゃないの?みたいな」
そんな思いつきから始まった「撫で杉」。
當房さんが家具作りで出た端材を有効活用し、大きさや形など試行錯誤を重ねて完成しました。
かける木工舎 當房こず枝さん「まあ一番は木に触れてほしいっていうのがあって。現代は素のままの木っていうのはなかなか触る機会がなくて。それが本当にいいもんだよっていうのを伝えるものにはなってるかなと思います」
撫で杉はDIY?アクティビティ?
「撫で杉」の特徴は、手に入れた人が自分で仕上げるDIYキットになっているところ。やすりで磨いていく過程も体験してほしいからです。
當房こず枝さん「自分で生み出すもののかわいさというか、愛着だったりをぜひ体験してほしいなって。
家具職人の當房さんが営む「かける木工舎」では木工のワークショップを行っていて、撫で杉を体験することもできます。
参加者は自分好みの撫で杉を選び、やすりでひたすら削っていきます。子どもも大人も作業に没頭し、いつしか聞こえるのはやすりの音だけ・・・
参加者「無心になれますね。木を愛でているんだけど、結果この自分を愛でている感じ。なんかセルフケアになってる気がします」
當房こず枝さん「作業としては変わらないように見えるんですけど、手ざわりは刻一刻と変わっていくので、それが一番の魅力ですね」
参加者「こっち触ってみて」
参加者「あはは。すべすべ?」
参加者「手ざわりが全然ちがう!」
参加者「こんなにも温かくて柔らかいんだっていうびっくりと、ただひたすらに癒やしです。すごいなんか愛着が湧きました。手塩に掛けて育てた、わが子のような…」
高級旅館で「撫で杉」を採用
撫で杉は、意外な場所でも取り入れられています。
阿蘇くじゅう国立公園の大自然の中にある温泉宿「界 阿蘇」。
ここでは、滞在時のアクティビティの1つとして撫で杉を提案しています。
界 阿蘇 植田紗優実 総支配人「最初はどうなんだろうと思ったところはあったんですけれども、想像以上によかったっていうのが率直な感想でございました」
2023年に導入して以来、地域の魅力に触れることができるアクティビティとして宿泊者に人気です。
界 阿蘇 植田紗優実 総支配人「気づいたら2~3時間部屋で黙々と作業していました、とおっしゃる方も多くいらっしゃいまして。こう、滞在の中で作ったものとして思い出にもしていただけてるんじゃないかなと思います」
ちなみに、支配人は撫で杉を…?
界 阿蘇 植田紗優実 総支配人「そうですね。あの、実は日常的に撫でておりまして。こう、色々考え事している時にこう撫でると、こういいアイデアが浮かぶような気がしておりまして。ぜひ多くの方にこの良さは知ってほしいなと思っております」
小国杉に魅せられた2人の思いつきから生まれた撫で杉は、じわじわと広まっていき、今までに約600個が旅立っていきました。
かける木工舎 當房こず枝さん「こういうものも世の中に受け入れてもらえるんだなっていう。やっぱ木の力だなって思います」
小国町森林組合 入交律歌さん「ただただ、もう感じてほしいですね。本能のままに触れて、あーいいなって思ってもらえたら、もう本望です」
