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 ◇プロボクシング54.0キロ契約8回戦 坂井優太《○判定●》ウェズリー・カガ(2026年3月24日 東京・後楽園ホール)

 アマチュア7冠で日本バンタム級5位の坂井優太(20=大橋)が、プロ7戦目で初の判定勝ち。全KO勝利のパーフェクトレコードは6でストップしたが、無傷の7連勝を飾った。

 長いリーチを生かした右ジャブで組み立てた坂井だが、パンチを振り回しながら強引に突っ込むウェスレイ・カガ(25=フィリピン)に苦戦。相手の打ち終わりに左ボディーを合わせる展開を想定していたことを明かしながら「もらったパンチは一、二発。ただ思ったよりパンチがあって萎縮した」と振り返った。

 「一発もらったらやばかった。そこは死ぬ気でやった」と後半からは無理に打ち合わずに相手のパンチを冷静に見極めた。ラフな相手に8ラウンド戦い抜き、ジャッジ1人がフルマークの判定勝ち(80―72、79―73×2)を収めた。「自分的にはもう少しやれたかなという後悔もある。バランス崩すシーンは印象の悪さもあった」と悔しさをにじませながら「世界に行くならもっと強くてああいった(タイプ)選手もいる。そこに向けての良い経験になった」と前向きに話した。

 試合後は、調整不足があったことを明かした。幼少期から二人三脚で歩んできた父・伸克さんはこの日、セコンドにつかなかった。「気持ち的な調整がうまくいかなかった。減量もこなしながら精神的にも疲れた」と明かしながら「言い訳がましいが、尚弥さんなら倒していた。これを糧に成長したい」。同門の大先輩・井上尚弥になぞらえ“モンスター2世”の愛称を持つ逸材は大きな財産を得て次のステップに進む。