【映像】チャーシューの迫力…藤井王将の「叉焼飯」

 将棋の藤井聡太王将(竜王、名人、王位、棋聖、棋王、23)に永瀬拓矢九段(33)が挑戦する「囲碁将棋チャンネル ALSOK杯第75期王将戦七番勝負」第6局が3月18日、愛知県名古屋市の「名古屋将棋対局場」で指されている。両者にとって負けられない大一番の中、昼食休憩中に行われた“勝負メシ”の紹介コーナーでは、藤井王将が注文したメニューの難読漢字から、解説を務めた若手棋士の「難読苗字」へと話題が発展。ファンの注目を集める一幕があった。

 12時30分には、両対局者が昼食休憩へ。解説中継では、両者選んだ勝負メシが紹介された。藤井王将は、ご当地・名古屋らしく名古屋コーチンの目玉焼きがトッピングされたボリューム満点の「叉焼飯セット」と「中国茶 鳳凰単叢(ほうおうたんそう)」を注文。画面いっぱいに広がる美味しそうなビジュアルに、ファンからも「すごいチャーシュー」「チャーシュー分厚い」「うまそう」といった声が次々と上がった。

 一方の永瀬九段は「麻婆豆腐 点心セット」に加え、「コーヒー」「紅茶」「ウーロン茶」とトリプルで飲み物を頼み、さらに「いちごのショートケーキ」も追加するという、お馴染みのスタイルで中継を沸かせた。

 そんな中、ファンの関心をさらに惹きつけたのが、解説中継に出演していた獺ヶ口笑保人(おそがぐち・えほと)四段だ。2024年10月にプロ入りを果たした26歳の獺ヶ口四段は、群馬大学医学部に在籍する現役学生。神経科学やアルツハイマー病を研究しながら、棋士と医師の二刀流を目指す異色の経歴の持ち主として話題を呼んでいる。

 藤井王将が注文した中国茶「鳳凰単叢」の話題になると、獺ヶ口四段は「おそがぐちも読みにくいですげど、こちらも読めなかったですね」とポツリとこぼした。実はこの「獺ヶ口」という姓は、一説には国内に10人ほどしかいないとも言われる屈指の難読にして希少な苗字だ。自身の名前に含まれる漢字について、獺ヶ口四段は「“獺”は“カワウソ”ですが、ニホンカワウソは絶滅種に指定された。私の名前も絶滅しかけています」と自虐を交えて苦笑い。知性溢れる現役医学生棋士のユーモアたっぷりなトークに、中継のコメント欄には「何度見ても読めない」「なんて読むの?」と驚きと笑いが広がった。

 さらにトークは続き、カワウソの豆知識を受けて、聞き手を務めていた野原未蘭女流二段(22)から「好きな動物は?」と絶妙なパスが飛んだ。てっきり自身の名前にも入っているカワウソへの愛着が語られるかと思いきや、獺ヶ口四段は「一番好きな動物は、ネコですね」とまさかのバッサリ回答。秀逸なオチに、ファンはすっかり心を鷲掴みにされていた。

 盤上で繰り広げられる最高峰の頭脳戦とともに、飄々としたキャラクターの獺ヶ口四段が醸し出す独特の空気が、緊張感あふれるタイトル戦の中継に心地よい癒やしをもたらしていた。

(ABEMA/将棋チャンネルより)