麻雀の酸いも甘いも知り尽くしたこの男、やはり頼りになる。渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)が3月12日、「大和証券Mリーグ2025-26」の第1試合に登板し、見事に白星。いよいよ終盤戦の今期、ボーダー争いを演じているチームに大きなポイントを持ち帰った。

【映像】多井隆晴、超ひりつくオーラスの逆転劇

 終盤戦らしく重たい試合となった。当試合は起家から赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)、EX風林火山・永井孝典(最高位戦)、多井、KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(連盟)の並びでスタート。東2局、堀が先制リーチをかける中、永井から待ち牌の1索がこぼれ8000点を加点、堀が幸先の良いスタートを切る。

 東3局1本場では永井に多井が2000点(+300点、供託2000点)を振り込み、東4局ではリーチ宣告した多井に堀のめくり合いとなったが、多井が4万をツモり4000点(供託1000点)を加点した。

 重たいゲーム展開が続く中、迎えたオーラス南4局1本場は、4番手の永井が1万9900点で、ほか3人が2万点台という“ほぼ全員集合”状態。多井、堀、太がテンパイとなり多井、太がアガれば勝利というひりつく展開の中、太が多井の待ち牌である4索を掴んでしまい放銃。多井は2000点(+300点、供託1000点)を加点して、土壇場で堀を捲った。

 多井の個人10勝目で7位のABEMAS(▲155.9)は6位の雷電(▲94.5)に近づいた。5位のドリブンズは▲61.8はもちろんだが、さらに4位のフェニックスも11.7と、残りの試合展開次第にはなるが、射程圏内とも言える。

 大仕事を終えた多井は、ガッツポーズを取りながら「すごくうれしいです」と素直に語った。それから「シンプルにトップを取ろうと思っていました。でもドリブンズさんだけを意識しちゃうと、僕が損しちゃうなって。ライバルはほかにもいるので、あんまり極端にマークすると、自分も苦しんでしまうかもなので…」などとボーダー争いをしているチームだからこその思考も明かした。

 最後に多井は「佳境も佳境で残り7試合になりました。痺れる条件戦、自分的には楽しくてこういうのがやりたくて、プロをやってるところがあるので。苦しいの連続ですが、一生懸命頑張って最後は優勝したいと思います」とファンに誓った。

【第1試合結果】

1着 渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)2万9500点/+49.5
2着 KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(連盟)2万8200点/+8.2
3着 赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)2万2400点/▲17.6
4着 EX風林火山・永井孝典(最高位戦)1万9900点/▲40.1

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チーム、2025-26シーズンから全10チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各120試合(全300試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は7000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)