サッカー部員の違法薬物使用の疑いが出たことを受け、会見で謝罪する片山直登学長(左から2人目)ら流通経大の関係者

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 流通経済大は3日、サッカー部で部員が違法薬物を使用している疑いがあることを発表し、千葉県内で記者会見を開いた。調査の結果、部員5人が「大麻と認識した」リキッドの使用を認めたため、危機管理宅策本部専門部会を設置し、警察への対応などに当たっているという。サッカー部は予定されていた合宿を含めて無期限の活動停止となり、中野雄二監督は当面の職務停止となる。

 片山直登学長が会見冒頭で事案を報告し、「本学男子サッカー部に所属する学生5名がサッカー部寮において違法薬物を使用した疑いがある事案が判明しました。速やかに警察署へ相談を行い、当該学生らに任意での事情聴取及び、サッカー部寮の家宅捜索を含む捜査が行われる事態となりました。このような重大な事態を招き、多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを心より深くお詫び申し上げます。本件の検証を通じ、再発防止策を速やかに策定、実行し、失われた信頼の回復に全力を尽くしてまいります」と謝罪した。

 大学によると、2月24日に特定の男子部員が違法薬物を使用している疑いがあるとの情報提供を受け、薬物検査や調査を実施。27日に茨城県警に相談し、28日に男子サッカー部寮が家宅捜索を受けたという。使用した薬物について、鈴木麻里子副学長は「リキッドと聞いている」「5名とも大麻と認識して使用したと聞いている。ただ、警察と協力しているので、確定的には申し上げられない」と説明した。

 同部は全日本大学選手権で優勝経験のある強豪で、公式ホームページによれば部員248名が所属している。22年カタールW杯に出場した日本代表MF守田英正(スポルティング)ら多くのプロ選手を輩出しており、サッカー界に激震が走った。