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成長のポイントを知ると、なるほど、見方によってはSNSみたいな感じですね。

Spotify(スポティファイ)が2026年2月10日に2025年第4四半期決算を発表しましたが、また記録を更新しました。月間アクティブユーザー数(MAU)が7億5100万人に到達。前年同期比11%増で、同社史上最多です。

7億5100万人っていう数字に少し立ち止まってみます。国連人口基金(UNFPA)の「世界人口白書2025」によると、2025年の世界人口は82億3200万人だそう。まだ足りないけど、このままいけば地球上のおよそ10人に1人がSpotifyを使っていることになります。

現在の人数規模でいうと、インドネシア(2億8570万人)とパキスタン(2億5520万人) とナイジェリア(2億3750万人)を足したのと同じくらい。あるいは、日本の人口(約1億2,300万人)の6倍以上。

これだけの人数が、毎月同じアプリで音楽を聴いているというのは……改めてちょっと壮観です。 おっと、「テクノロジーの話」が、いつの間にか「人口の話」になっていました。テックでビジネスな話に戻しましょう。

肝心の有料会員は2億9000万人

image: Spotify

ただし「使っている」と「お金を払っている」は別の話。MAU7.51億人のうち、Premium有料会員は2億9000万人(前年比+10%)。全体の約39%が有料ユーザーということになります。

地域別では、ヨーロッパが全体の36%を占めてトップ。次いで北米が25%で、設立の地スウェーデンを擁する欧州は依然として最大の「お財布」です。営業利益は7億100万ユーロ(約1300億円)とアナリストの予想を上回る結果に。

先んじて発表されたところでは、Spotifyは2025年に音楽業界へ110億ドル以上(約1兆7100億円)を支払ったと公表していて、それらはインディーズアーティストとレーベルがロイヤリティ全体の半分を占めているとか。

ちなみに気になる比較対象として、Apple Musicについても触れておきましょう。実はAppleは有料会員数を公式に公表していません。「過去最高の年だった」とは言っても、具体的な数字は出さないのがApple流というべきか。

業界調査機関「MIDiA Research」の外部推計によれば、2024年末時点での有料会員数は約9800万人。ですから、2025年中に1億人を突破した可能性があるとされています。対してSpotifyのPremium会員は2.9億人ですから、単純比較でおよそ3倍の差がついている計算です。

成長の二本柱は、AIと「年末のまとめ」

image: Spotify

今回の決算でSpotifyが成長の要因として挙げたのは、大きく2つ。AIの利活用と、年末のお楽しみコンテンツ「Spotifyまとめ」です(英語だと「Spotify Wrapped」と呼びます)。

2025年のWrappedは「史上最大規模」と発表されており、3億人以上のユーザーが参加。世界56言語で6億3000万回のSNSシェアを記録しました。

自分が何を聴いてきたかを誰かに見せたくて…ファン魂をちょっと自慢したくて…そういう人間の本心をSpotifyは上手にくすぐってます。

「自分のデータ」×「社交的な見せたがり」の組み合わせは、Spotifyにとって毎年最強の無料マーケティングになっていて、しかもユーザーが勝手にやってくれる。実によくできた仕組みです。

とか書いてますが、自分もまんまとポストしてました。知り合いのWrappedを見るのも楽しいですし、そういえばギズモード編集部でも記事出しましたね。

2026年はSpotify社内で「野心を高める年(Year of Raising Ambition)」と位置づけられているそうです。MAUの次の節目は8億人か、それとも一気に10億人を目指すのか。

Spotify Newsroom , UNFPA駐日事務所 , Apple Newsroom, MIDiA Research

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