2025年のマイベスト(2) スーパースポーツ:伝統美を再解釈 5 E-テック:時代の流れを掴む
後輪駆動で適度にパワフル 軽くダイレクト
今回の5台でとりわけ個性が強いのは、モーガン・スーパースポーツ。実は筆者、ヴィッキー・パロットも、今年のハイライトを飾る1台として候補に挙げていた。伝統的な美しさを現代的に再解釈したスタイリングが、体験の魅力を増大させている。
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後輪駆動で、適度にパワフル。軽量でダイレクト。まさに2025年に生まれた宝石と呼んで良い。マット・プライヤーが選んだ理由も、そこにある。

オレンジのモーガン・スーパースポーツと、ブロンズのポルシェ・パナメーラ・ターボS E-ハイブリッド マックス・エドレストン(Max Edleston)/ジャック・ハリソン(Jack Harrison)
「とても気に入っています。見た目も、パッケージングも。運転が楽しくて、笑顔にしてくれます。エンジンはカチカチとノイズが大きいですが、2025年に運転した中で、これ以上に面白いクルマは他にありませんよ」。強く同意する。
来れなかった同僚が選んだであろう1台は?
そして、本来ならクリスマスランチにいるべき同僚、マット・ソーンダースとリチャード・レーンは都合で来れなかった。そこで勝手に想像してみる。
レーンなら、ポルシェ911、恐らくカレラSを選んだだろう。集まった全員も、同じように考えていたらしい。クリスマスランチを開いたパブのオーナーも、そう予想していた。本来なら、含まれていて不思議ではない。それくらい素晴らしいクルマだと思う。

AUTOCAR英国編集部によるクリスマスランチの様子 マックス・エドレストン(Max Edleston)/ジャック・ハリソン(Jack Harrison)
ソーンダースは、きっとランドローバー・ディフェンダー・オクタで乗り付けたと予想する。これも満場一致だった。そもそも、635psのディフェンダーを年末に欲しがらないクルマ好きは限られるはず。
さて、この中でベスト・オブ・ベストはどれか。まとめてもらうのは、客観的に判断できそうなサム・フィリップスだ。
時代の流れを捉えたベスト・オブ・ベスト
さて、モーガン・スーパースポーツは素晴らしいが、セカンドカーに選んだとしても実用性が心もとない。トヨタ・プリウスは近未来的なボディに快適な走り、身近な価格で訴求力が高い。しかし、今ひとつ決定打に欠けるというのが、共通意見のようだ。
ポルシェ・パナメーラは、感服の乗り心地と驚くほどの燃費、圧倒的な動力性能でクラストップの完成度を誇る。それでも、車重と価格の数字は見逃せないほど大きい。

ルノー5 E-テック・コンフォートレンジ(英国仕様) マックス・エドレストン(Max Edleston)/ジャック・ハリソン(Jack Harrison)
フィリップス個人的には、マスタング・ダークホースを推したい。2025年に、V8エンジンへ惹かれないクルマ好きはいないはず。だが、後ろめたさがあることは間違いない。というわけで総合的に判断し、ルノー5 E-テックがベスト・オブ・ベストだろう。
レトロフューチャーな見た目に、不満ない航続距離、現実的な価格など、説得力は高い。運転も楽しい。バッテリーEVに、新たな風を吹き込んだといえる。乗りやすく、安っぽくないのにお手頃。時代の流れを、見事に捉えていると思う。
番外編:スタッフ5名が抱く2026年の抱負ヴィッキー・パロット
1992年式メルセデス・ベンツSLを所有するが、最近全然乗れていない。2026年は、友人とクルマ旅をしようと思う。9歳になる娘をクラシックカーイベント、グッドウッド・リバイバルにも連れていきたい。思い出を沢山作ろう。
マット・プライヤー自分の古いディフェンダーをソフトトップ仕様に改造し、週末を楽しむクルマとして仕上げるつもり。運転する機会は減っても、面白さは増すはず。
スティーブ・クロプリー
AUTOCAR英国編集部によるクリスマスランチの様子 左から3人目がサム・フィリップス マックス・エドレストン(Max Edleston)/ジャック・ハリソン(Jack Harrison)
早起きしてクルマで旅に出たい。交通量が少ない時間帯、他のドライバーより先に出発するのが、楽しむ秘訣。来年も沢山運転しようと思う。
イリヤ・バプラート自分のクルマにもっと乗らなくては。欧州大陸を横断するような旅もしたい。新しく買ったE30型BMW 3シリーズを整備して、それを実現させたい。
ジェームス・ディスデイル寝かしてある、2代目フォルクスワーゲン・ゴルフ GTIを復活させる。毎年目標にしているが、今年こそは本気だ。でも、2027年も同じ抱負かも?
