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富山市で行われたそば打ちの技術を競う初の世界大会で、大分県の女性が頂点に立ちました。世界一となったそば打ちにかける思いに迫ります。

【写真を見る】そば打ち世界大会で大分の女性が初代名人の快挙 無駄のない動作、精密な切り方…世界の頂点に

世界初のそば打ち大会で68人が腕前競う

そば打ちの技術を競う「第1回世界手打ちそば名人グランプリ」(10月25日開催)には、国内外から68人が出場。総合部門で見事、初代名人に輝いたのは、大分県豊後高田市在住の早田そのみさん(58)です。

早田さん:
「えっ名人?あたし?本当にびっくりしました。高田のそばを広げるために頑張りたいです。特にそばを打ちたい人がいっぱい来てほしい」

早田さんは豊後高田市の「そば道場」で14年間、講師を務めています。

「そば打ちの魅力…あんまり考えたことはありません。でも打ってて、きれいだなとか思ったりします」

“そばの神様”に師事、技を磨く

そばを生産する兄の勧めで、44歳からそば打ちを始めました。そば打ちの神様と呼ばれる高橋邦弘さんに師事し、努力を重ねました。

今回の世界大会で高く評価されたのは、そばを打つ際の無駄のない、優雅な立ち居振る舞い。そして、審査基準となる幅1.5ミリの均一な切り方で仕上げた点でした。

早田さん:
「感覚しかないかな、練習しかないねこればっかりは」

そば道場の受講生:
「そば打ち体験に来たらはまってしまいました。ここで打ったそばは、めちゃくちゃおいしいです。早田さんの指導は最高です。テキパキと忠実にちゃんと教えてくれるので助かっています」

イチゴ農家との二足のわらじ

そんな早田さんにもうひとつの顔があります。20代前半から両親の家業であるイチゴ栽培に携わっているのです。

早田さん:
「イチゴができて、みんなにおいしいって言われるのが一番うれしいですよね」

そば講師も農業も大好きだという早田さん。ただ、両親の高齢化に伴い、農業が忙しくなって両立が難しいと感じたこともあるといいます。

早田さん:
「イチゴの作業が忙しくなったので辞めようかなと思っていたんですけど、世界一になっちゃったのでもう少し頑張ります」

今回の受賞は、好きなことと向き合う気持ちを改めて実感させてくれたと語り、今後もそばの魅力を伝える活動を続けていきたと意気込みます。

早田さん:
「年をとってもずっと関わっていくと思います。101歳までは頑張りたいです」