【競馬予想】菊花賞で注目すべき血統は? 騎手も踏まえ、ニュースター誕生が期待できる2頭をチェック
10月26日(日)、京都競馬場で3歳馬によるG?菊花賞(芝3000m)が行なわれる。
今年はG?皐月賞馬ミュージアムマイル、G?日本ダービー馬クロワデュノールが不在で、日本ダービー2着のマスカレードボールもいない。皐月賞2着はクロワデュノールなので、春二冠の上位2頭が不在で、春のクラシック最先着馬は日本ダービー3着のショウヘイとなる。
さらに、前哨戦のG?セントライト記念を勝ったのは前述のミュージアムマイルなので、かなり駒不足というイメージもある。ただ、こういう時にこそ、新星に出走のチャンスが巡ってきてニュースターが生まれることもある。そういった馬を探していこう。
では、血統的視点からこのレースを占っていこう。近年の菊花賞で特に活躍が目立つ種牡馬がドゥラメンテで、2021年のタイトルホルダー、2023年のドゥレッツァと直近4年で2頭が勝利している。2頭とも4番人気だったが、タイトルホルダーは5馬身差、ドゥレッツァは3馬身半差と、いずれも圧勝で素質を開花させた。
今回は2頭のドゥラメンテ産駒が登録しているが、出走確実なのは1頭。そのエネルジコ(牡3歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)に注目したい。

ドゥラメンテ産駒のエネルジコ photo by Sankei Visual
同馬はここまで4戦3勝。昨年10月の新馬戦(東京・芝1800m)、今年2月のセントポーリア賞(東京・芝1800m)と2連勝し、G?青葉賞(東京・芝2400m)で重賞初制覇。日本ダービーの出走権を獲得したが、万全の状態で迎えられないということで、大事をとって回避している。その後は菊花賞に向けて再調整され、前走はG?新潟記念(新潟・芝2000m)に出走し2着と敗れている。
新潟記念で初の敗戦を喫したが、あくまでも目標は今回の菊花賞。新潟記念では古馬との初対戦で、スタートもよくなかったが、ゴール前ではしっかりと伸びて勝ち馬とは0秒1差という評価できる内容だった。馬体も+12kg、デビュー時からすると実に28kgも増えていて確実に成長しているし、調整も順調のようだ。一気の素質開花が期待できそうだ。
血統を詳しく見てみよう。母エノラはG?独オークス(芝2200m)を勝った実力馬。姪にも昨年の独オークス馬エルレがいるという優秀な牝系だ。ヘイローのクロスを持ち、母系にニジンスキーを持つ血統構成は、前述の2023年の勝ち馬ドゥレッツァとも共通する。
鞍上のクリストフ・ルメール騎手は、ドゥレッツァから昨年のアーバンシックと、このレースを2連勝中。さらには2016年サトノダイヤモンド、2018年フィエールマンと、このレースを4勝している。
2015年の初騎乗から9回騎乗しているが、4勝、2着2回、3着1回で勝率44.4%、連対率66.7%、複勝率77.8%。昨年まで4回連続連対という驚異的な成績を残している。これ以上頼もしい騎手はいないだろう。過去2頭のドゥラメンテ産駒同様、素質開花に期待する。
【もう1頭は歴史的名馬の産駒】もう1頭はヤマニンブークリエ(牡3歳、栗東・松永幹夫厩舎)を推す。同馬の父キタサンブラックは2015年の勝ち馬で、G?天皇賞・春(芝3200m)も連覇。2000mから3000mまでのG?を7勝した歴史的名馬だが、特に3000m以上では3戦3勝と無類の強さを見せた。
ヤマニンブークリエはここまで8戦2勝。6月の東京で芝2400mの町田特別を制して2勝目を挙げ、前走のセントライト記念は2着。同レースでは皐月賞馬ミュージアムマイルの切れ脚に屈したが、馬群を割って鋭く伸び、ゴール直前まで先頭に立った走りは高い評価を与えられる。距離が延びてさらによさが出そうな印象だった。
ヤマニンブークリエは近親にダート重賞3連勝のヤマニンチェルキ、ダート重賞2勝のヤマニンウルス、今年のG?北九州記念(小倉・芝1200m)を勝ったヤマニンアルリフラなど、最近、活躍馬が続出している名牝系出身。血統の世界にはいわゆる"血の連鎖"のようなものもあるため、そういった意味でも期待したい。
以上、今年の菊花賞は、ドゥラメンテ産駒エネルジコ、キタサンブラック産駒ヤマニンブークリエの2頭に注目だ。
