冥王星が惑星から除外されたのはなぜ?【眠れなくなるほど面白い 図解 天文学の話】
水金地火木土天海冥は間違い
太陽系のすべての惑星を暗記するため、「水金地火木土天海冥」というフレーズを口にしていた人も多いと思います。つまり、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星が太陽系の惑星でした。
しかし現在、学校のテストで「太陽系の惑星をすべて挙げなさい」という問題に「冥王星」と答えてしまうと、その解答は間違いという扱いになります。2006年にチェコのプラハで開かれた国際天文学連合(IAU)総会で、冥王星は「準惑星」に分類されてしまったのです。
冥王星の扱いに対する議論のきっかけは、「エリス」と呼ばれる天体の発見でした。冥王星よりも大きなこの天体は、惑星ではなく、準惑星に分類されました。
実は、それまで惑星の明確な定義はなく、この総会で条件が定められました。①「太陽のまわりを回る」、②「自分の重力でほぼ球形になっている」、③「軌道の近くに衛星以外の天体はない」、④「衛星ではない」という4つの条件を満たす天体が惑星だと定められました。ところが、冥王星は、この定義に該当しませんでした。
なぜなら、「太陽系外縁天体」と呼ばれる無数の小天体群が、冥王星の軌道と重なっているために、冥王星は③ 条件を満たさず、準惑星とされたのです。
冥王星は月よりも小さい
太陽から見たとき、冥王星は通常は海王星よりも遠い地点に位置する。発見当時は地球と同じくらいの大きさと推測されていたが、現在は月より小さいことがわかっている。
冥王星が準惑星になった理由
冥王星の軌道に、太陽系外縁天体が重なっているため、惑星の定義から外れてしまった。太陽系外縁天体は、海王星の軌道の外側の準惑星や小惑星のことで、これまで数千個が見つかっている。

