鳥海翔投資戦略アドバイザー・鳥海翔氏、今こそ“未来目線”で資産防衛を！「暴落で慌てる人は30点しか取れない」

「S&P500で失敗したくない初心者必見！ どんな相場でも安心して株式投資を継続するための基礎知識とやっておくべきこと3つ！」と題した動画で、投資戦略アドバイザーの鳥海翔氏が自身のYouTubeチャンネルを更新。鳥海氏は2025年前半の不安定な株式市場を受け、「今の目線をベースに行動している人と、将来を見据えて行動する人とでは、結果が全く異なる」と警鐘を鳴らし、暴落前に資産を守るために『今やるべき3つのこと』を詳しく語った。

動画冒頭、鳥海氏は「うまくいく人っていうのは、目先を見てないんだよ。未来を見ているんです」と断言。投資に限らず仕事やプライベートにも共通するとして、今だけでなく「3ヶ月後、半年後、1年後、10年後」と先の計画・想定を持つことこそが成功へのカギだと強調。「その場その場であたふたしない。あらかじめ起こりうることを“想定”し、行動のルールを決めておく」と語った。

続けて鳥海氏は、2025年以降に予想される市場変動に向けて「やるべきこと」を3点指摘。1つ目は「リスクの高い資産を整理し、売却のルールを決めておく」こと。鳥海氏は「レバナスやFANG＋、日本株4.3倍ブルなどで痛みを見た方は特に、資産の整理と売却条件の明確化が不可欠」と啓発。その上で「S&P500や全世界株式など無難な資産への切り替えも視野に」と投資初心者にも分かりやすくアドバイスした。

2つ目は「暴落に耐えられないと感じたら、ポートフォリオ全体を未来目線で見直す」。「今の値動きを追って右往左往する人はイタチごっこに陥る。未来目線に立つことで、高いパフォーマンスを持続できる」と指摘し、「株が下がって金が上がったから今売る、ではなく、次の暴落に備えて戦略的に資産を移すべき」と強調した。

3つ目は「キャッシュ（現金）を十分に持ち、追加投資のルールを定めておく」こと。「例えば1000万円のうち999万円投資で現金1万円だと“余裕がない”。適切な現金比率を持つことで大きな下落時にも冷静な追加投資判断ができる。“ピークから20％下がったら投資”といった具体的なルールを決めるべき」と具体策を提示した。

鳥海氏は、これらの事前準備を「学生時代のテスト勉強」に例え、「授業を聞いただけでは30点しか取れない」「大切なのは実際にアウトプットし、行動に移すこと」と投資行動の本質を解説。「今日得た知識を、紙に書いて冷蔵庫に貼るなど、日常で繰り返し目にしておく工夫も大事」とノウハウを共有した。

動画の締めくくりで鳥海氏は「資産運用で成功するのは、インプットだけで“へー”で終わらせず、継続して行動できる人。準備なしに本番で成功することはない。アウトプットを楽しく続けてほしい」と視聴者を激励。さらに「この気づきを次の行動につなげてほしい」と呼びかけるなど、実践的な内容で動画をまとめた。