GoogleがGemini 2.5 Proの機能強化版を2025年5月6日にリリースしました。当該モデルは2025年5月20日に開催されるGoogle I/O 2025で発表予定だったモデルを前倒しでリリースしたものとのことで、「Gemini 2.5 Pro Preview (I/O edition)」と名付けられています。

Gemini 2.5 Pro update: Coding, web apps with Gemini

https://blog.google/products/gemini/gemini-2-5-pro-updates/

Gemini 2.5 Pro Preview (I/O edition)は従来のGemini 2.5 Proと比べてコーディング能力が強化されており、特にインタラクティブなウェブアプリのコード生成能力が大幅に向上しています。例えば、植物の画像と共に「この画像が示す自然界の挙動をコードベースの表現に変換して(Trasform this image into a code-based representaition of its natural behabior)」というテキストを入力すると、「植物の葉っぱを生成するシミュレーター」のコードを生成できます。



上記の例で生成したシミュレーターとコードは以下のリンク先で確認できます。

Gemini - Fractal Fern Visualization with Variety

https://gemini.google.com/share/5be8ec4c17d9

リンク先にアクセスすると以下のセキュリティ警告が表示されるので「確認して表示」をクリック。



すると、Gemini 2.5 Pro Preview (I/O edition)で生成されたシダ植物シミュレーターの画面が表示されます。



「Redraw Fern」をクリックすると葉っぱが再生成されます。



「コード」をクリックするとGemini 2.5 Pro Preview (I/O edition)が生成したコードを確認できます。



以下のポストには、クモの巣や鳥の群れなどの画像とともに「この現象をコードで表現して」と入力した際の結果を示す動画が埋め込まれています。





記事作成時点では、AIのコーディング性能を人力で評価する「WebDev Arena Leaderboard」でGemini 2.5 Pro Preview (I/O edition)がトップに君臨しています。



また、Gemini 2.5 Pro Preview (I/O edition)は動画の理解能力も向上しており、動画理解能力を測定するベンチマーク「Video-MME」で84.4%という高スコアを記録しています。Gemini 2.5 Pro Preview (I/O edition)(左)と従来のGemini 2.5 Pro(右)に同じ動画を読み込ませてウェブサイトを作らせた結果が以下。Gemini 2.5 Pro Preview (I/O edition)の方が細かい情報を盛り込めていることが分かります。



Gemini 2.5 Pro Preview (I/O edition)は早期アクセス版の段階で、Google AI StudioやVertex AIなどで利用可能です。