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女性マネージャーの「食べ残し」を男性芸人が勝手に食べたことがテレビ番組で明かされ、共演者から「ハラスメント」ではないかと指摘された。

同僚や部下など、仕事で付き合いのある相手が食べたものを勝手に食べることは、ハラスメントにあたるのだろうか。

●藤本さん「俺が食べる!」→「これがハラスメントになるの?」

FUJIWARA」の藤本敏史さんと担当の女性マネジャーがテレビ朝日系「ロンドンハーツ」(4月22日放送)に出演。女性マネジャーは、藤本さんと一緒に食事をした際のエピソードとして、パスタを残そうとしたところ、「俺が食べる!」と藤本さんが食べてしまったと明かした。

番組の女性共演者から即座に「キモいです!」と声が上がっただけでなく、元AKB48の島崎遥香さんからも「今の時代、そういうの本当、ハラスメントになるらしいです」と指摘をうけた。

ところが、藤本さんは「これがハラスメントなんの?」と納得のいかない様子。自分より若い仕事仲間と「それでほらコミュニケーション近くなるみたいのあるやんか?」などと残り物を食べる行為を正当化する様子もあった。

男性芸人らも、藤本さんの行為は「残り物食いハラスメント」だとして、「怖くてこれから残せないよね」と女性マネジャーの気持ちに寄り添った。

仕事で上の立場にある男性が、年下の女性マネジャーの残りものなどを勝手に食べる行為は「ハラスメント」に該当するのだろうか。今井俊裕弁護士に聞いた。

●弁護士「やはり不快と感じる人が多いでしょう」

--上の立場にある男性が、立場が下の女性との食事で、女性の残りものなどを勝手に食べる行為は「ハラスメント」にあたるのでしょうか

ハラスメントとは、「嫌がらせ」や「迷惑行為」という意味ですが、基本的には、それをされた側の立場に立って、不快と感じたり嫌がらせと感じる言動といえるか、ということが判断基準になると思います。

そのような言動をする側は通常、相手が不快あるいは迷惑と感じていることを察せられないからこそ、そのような言動をしてしまうことが少なくありません。

女性の部下の食べ残しを、その上司である男性が食べる、という行為は、それをされる側の一般的な女性からすれば、やはり不快と感じる人が多いのではないでしょうか。

今回のタレントの件でも、食べ残しを食べる行為自体が、女性マネージャーに不快感を与えているということを理解できていないからこそ問題視されたのだと思います。

【取材協力弁護士】
今井 俊裕(いまい・としひろ)弁護士
1999年弁護士登録。労働(使用者側)、会社法、不動産関連事件の取扱い多数。具体的かつ戦略的な方針提示がモットー。行政における、開発審査会の委員、感染症診査協議会の委員を歴任。
事務所名:今井法律事務所
事務所URL:http://www.imai-lawoffice.jp/index.html