【初のフルチェン】コードナンバーはF74!新型BMW 2シリーズ・グランクーペはどこが変わったか
デビュー以来初のモデルチェンジ
BMWのプレミアムスモールコンパクトレンジを担うのが、4ドアクーペの『2シリーズ・グランクーペ』だ。2019年に初代がデビューし、2020年のRJCカー・オブ・ザ・イヤーにおいてインポートカー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、日本カー・オブ・ザ・イヤーでも10ベストカーに選出されるなど評価されてきた。
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この度、デビュー以来初のモデルチェンジが行われ、第2世代へと進化した。新たに48Vマイルドハイブリッドシステムの採用と、より洗練されたエクステリアデザインへ変更され、運転支援装備が拡充されたのがポイントだ。

デビュー以来初のモデルチェンジが行われ、第2世代へと進化した2シリーズ・グランクーペ。 上野和秀
基本コンセプトに変わりはないが、ボディサイズがキープされたことに注目したい。最近はメーカー、クラスを問わずモデルチェンジのたびに車幅が拡大されるが、新型2シリーズ・グランクーペでは先代と同じ1800mmとされ、狭い道が多い日本での取り回しの良さが考慮されている点は評価したい。
今回日本に導入されるのは、1498cc直列3気筒DOHCツインパワーターボのガソリンエンジンを積む『BMW 220グランクーペMスポーツ』と、1995cc直列4気筒DOHC可変ジオメトリーターボのディーゼルエンジンを搭載する『BMW 220dグランクーペMスポーツ』がベーシックラインとなる。先代にあったプレイグレードは姿を消している。
ベースモデルの名称は、48Vマイルドハイブリッドシステムが採用され、それぞれ15kW/20.0psが上乗せされたため、218i/218dから220/220dへ変更された。
このほかハイパフォーマンスモデルとして、1998cc直列4気筒DOHCツインスクロールターボのガソリンエンジンとAWDで武装した『BMW M235 xドライブ・グランクーペ』を用意。こちらはモデル名の変更はない。なおコードナンバーは先代のF44からF74とされた。
より流麗になったスタイリング
グランクーペを象徴するスタイリングは、2代目ではさらに磨きをかけて引き継がれた。スリムでシャープなアダプティブLEDヘッドライトが採用されともに、すっきりとした造形に変更。サイドインテークの装飾を廃し、ロワーグリルをスムーズ化したことによりシンプルで精悍な表情となった。
BMWを象徴するキドニーグリルは、近年の新たなトレンドとなった斜めバーを配したデザインとされ、印象を大きく変えた。M235 xドライブのグリルは、1シリーズのMモデルと同様に横基調パターンで構成され、シャープなイメージとなる。

リアエンドはシンプルな面で構成され、軽快ながら高級感のあるデザインに変わった。 上野和秀
また2025年3月生産分から、『BMWキドニーグリルアイコニックグロー』と呼ばれる、イルミネーション付きのグリルがM235 xドライブに標準で備わる。220/220dではオプションで装着可能となる。
リアエンドはシンプルな面で構成され、軽快ながら高級感のあるデザインに変わった。リアスカート部分はディフューザーをイメージしたデザインが施され、ハイグロスブラック仕上げとされ精悍な印象となった。
M235 xドライブには左右2本ずつのデュアルエグゾーストテールパイプが備わり、豊かなサウンドを奏でるとともに、迫力ある後ろ姿に仕立てられている。
3種のエンジンを用意
新型2シリーズ・グランクーペには3種のエンジンが用意される。ベーシックモデルの220は、156ps/24.47kg-m を発揮する1498cc直列3気筒DOHCツインパワーターボのガソリンエンジンを搭載。
ディーゼルモデルの220dには、149ps/36.7kg-mをマークする1995cc直列4気筒DOHC可変ジオメトリーターボを採用。ベースグレードには今回新たに48Vマイルドハイブリッドシステムが採用され、それぞれ15kW/20.0psが上乗せされた。

新型2シリーズ・グランクーペには3種のエンジンを用意。写真は220dのディーゼル。 上野和秀
ハイパフォーマンスモデルのM235 xドライブには、300ps/40.79kg-mものハイスペックとなる、1998cc直列4気筒DOHCのガソリンエンジンにMツインパワーターボテクノロジーを投入したツインスクロールターボを組み合わせる。こちらにはハイブリッドシステムは備わらない。高出力に対応しAWDのxドライブが採用され、確実なトラクション性能を確保している。
なお、今回導入される新型2シリーズ・グランクーペの3モデルは、すべて右ハンドル、7速DCT仕様のみとなる。
より充実したドライバーズアシスト
インテリアを見ると、熟慮されたレイアウトとデジタルテクノロジーにより、より直観的な操作とともに未来志向のコクピット体験をもたらす。
大型のBMWカーブドディスプレイを中心に、あらゆる操作系が整然とレイアウトされ、タッチ操作や音声によって直観的な操作を実現。空調コントロール部を始め各部には、あえて物理スイッチを採用しブラインドでも操作できる配慮がなされている。

大型のBMWカーブドディスプレイを中心に、あらゆる操作系が整然とレイアウトされるコクピット。 上野和秀
BMWオペレーティングシステム9を搭載したBMWライブコクピットプラスが、デジタルテクノロジーを駆使した先進的でインタラクティブな操作を実現。タッチ操作、音声コントロール、BMW iドライブコントローラーを介して、すべてのメニューをダイレクトに操作ができる。
運転支援装備としては、アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)レーンチェンジウォーニング、衝突回避&軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付き)クロストラフィックウォーニング、ペダル踏み間違い急発進抑止機能、パーキングアシスト、リバースアシストを標準で備える。
このほか適切な車間距離とレーン走行をキープする『ドライビングアシストプロフェッショナル』はM235 xドライブに標準装備され、220/220dではオプションで選べる。
価格は528万円から
新型2シリーズ・グランクーペには、11色のボディカラーを設定される。インテリアは220/220dではヴェガンザ・モカ(茶)とヴェガンザ・ブラック(黒)を用意。
M235 xドライブではMアルカンタラ/ヴェガンザ・コンビネーション(黒)と、ヴェガンザ・コーラルレッド(赤/黒)の2色が用意される。

新型2シリーズ・グランクーペは3月5日から受注を開始し、納車は本年3月以降を予定する。 上野和秀
車両本体価格は以下のとおり。
BMW 220グランクーペMスポーツ:528.0万円
BMW 220dグランクーペMスポーツ:548.0万円
BMW M235 xドライブ・グランクーペ:734.0万円https://www.autocar.jp/wp-admin/edit.php?post_type=acj_gallery
なお今回展示されたM235 xドライブにペイントされた艶消しのダークブルーメタリックは、フローズン・ポルティマオ・ブルー(メタリック)という名称で、28.6万円の有償オプションとなる。
BMW 2シリーズ・グランクーペは、3月5日から受注を開始し、納車は本年3月以降を予定している。
BMW 2シリーズ・グランクーペのスペックBMW 220グランクーペMスポーツ(220d)
全長×全幅×全高:4550×1800×1435mm
ホイールベース:2670mm
最高速度(欧州発表値):230km/h
0-100km/h加速(欧州発表値):8.6秒
燃費(WLTP):17.5km/L(21.1km/L)
車両重量:1490kg(1560kg)
ドライブトレイン:1498cc直列3気筒ターボ(1995cc直列4気筒ターボ)
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン(軽油)
燃料タンク容量:49L
ICE最高出力:156ps/5000rpm(149ps/4000rpm)
電動モーター最高出力:20ps
統合最高出力:170ps(163ps)
ICE最大トルク:24.47kg-m/1500-4400rpm(36.7kg-m/1500-2500rpm)
駆動方式:FWD
ギアボックス:7速DCT
タイヤ:225/45R18
価格:528万円(548万円)
全長×全幅×全高:4550×1800×1435mm
ホイールベース:2670mm
最高速度(欧州発表値):250km/h
0-100km/h加速(欧州発表値):4.9秒
燃費(WLTP):12.6km/L
車両重量:1590kg
ドライブトレイン:1998cc直列4気筒+ターボ
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
燃料タンク容量:49L
最高出力:300ps/5750rpm
最大トルク:40.79kg-m/2000-4500rpm
駆動方式:AWD
ギアボックス:7速DCT
タイヤ:225/45R18
価格:734万円

