Googleが2024年5月に実装し、8月には日本語にも対応している「AIによる概要(AI Overview)」に、広告公開機能を正式実装したことを発表しました。

Google Lens and AI Overviews: New ways for marketers to reach customers

https://blog.google/products/ads-commerce/google-lens-ai-overviews-ads-marketers/



Google’s AI search summaries officially have ads - The Verge

https://www.theverge.com/2024/10/3/24260637/googles-ai-overview-ads-launch

2024年5月に実装された「AIによる概要」機能は、ユーザーが情報を素早く見つけ、インターネット上のあらゆる情報を探索できるようにするものです。一例として「服のシワを取る方法」と検索したユーザーには、AIが生成した「シワの取り方」の解説が示されるというものです。この「AIによる概要」機能は2024年8月に日本語にも対応しています。

GoogleのAIが検索結果をわかりやすく概説してくれる「AIによる概要」がついに日本語をサポート - GIGAZINE



Googleによると、AIによる概要機能を利用したユーザーは高い割合で検索結果に満足しているとのこと。そこでGoogleはAIによる概要に広告を導入することを明らかにしています。

具体的には、表示された概要内に「Sponsored」とラベル付けされた製品の販売ページが並ぶことになります。Googleは「適切な商品を見つけるために再度検索しなくても、関連性の高い広告がAIによる概要内に表示されるため、最適な商品を素早く簡単に見つけられます」と述べています。



AIによる概要への広告の追加は実装初期の2024年5月からテストされており、今回の発表をもって正式に導入されたことになります。

GoogleはAI生成の新しい検索ページにもやはり広告を表示する予定 - GIGAZINE



Googleは「AIによる概要内の広告は、ユーザーが関連するビジネスや製品、サービスに素早くつながり、必要な瞬間に次のステップに進むのに役立つため、利用者に大きなメリットがあります」として展開を進めていることを報告しました。

なお、記事作成時点でAIによる概要内に広告が表示されるのはアメリカのモバイルユーザーに限定されています。