車の窃盗犯の下見する手口

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2023年2月、文春オンラインにハッキングによって数十秒で盗難されてしまったレクサスの記事が掲載されました。

同記事によると、被害前には防犯カメラに車周辺の様子を伺う窃盗の下見とみられる映像が残っていたといいます。

もちろん、下見が行われずに窃盗されてしまうケースもあるかもしれません。しかし、車の窃盗犯の多くは事前に下見を行い、車の現状を確認したうえで窃盗に及びます。

主な下見の手口には以下のようなものがあります。

窓ガラスにチラシを挟む タイヤの前に空き缶が置いてある  周辺を不審人物がうろつく

他にも、突然見知らぬ人物が車の買取を持ち掛けてきたり「車を売る予定はないか?」と直接尋ねられたりすることもあります。

車が盗難されるときの前兆

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車が盗難される時の前兆は、下見手口と同様に「チラシが挟まれている」「タイヤの前に空き缶が置かれている」などです。

窃盗犯は窓ガラスにチラシを挟んだり、タイヤの前に空き缶を置いたりすることで車が動いているかを確認しています。

車を使用していない場合や使用する頻度が少ない場合は要注意です。管理が行き届いていないことが分かると、窃盗される確率が高まります。

また、チラシや空き缶は窃盗団への目印として使われることもあるようです。チラシが挟まっていたり、空き缶が置いてあったりしたのを発見した際はすぐに撤去するようにしましょう。

車を窃盗されないようにする対策方法

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窃盗に遭いやすい車種もそうでない車種も、盗難されないための対策が大切です。本章では、車内外でできる盗難防止の対策方法を紹介します。

■1.車内でできる対策

車の盗難の防止するために車内でできる対策には、以下のようなものが挙げられます。

貴重品は見える場所に置かない、隠しておく キーをクルマに置き忘れない
※キーレスエントリーやスマートキーの場合は、クルマから離れたときにロックされているか必ず確認する 窃盗犯から見える対策としてハンドルロックやカーナビロックをしておく

貴重品やキーが車内に放置されていると、車上荒らしに遭う可能性も高まるだけでなく下見が行われた際には隙を与えることになります。

また、ハンドルロックやカーナビロックなどの視覚的な防犯はやっておきたい対策のひとつです。

■2.車外でできる対策

車の盗難の防止するために車外でできる対策には、以下のようなものが挙げられます。

駐車場は人通りが多くて明るい場所を選ぶ 駐車場を選ぶ際は防犯カメラや警備員がいる場所を優先する タイヤロックやセキュリティ対策シールの貼り付けなどアイテムを使用する 防犯カメラや駐車場の施錠など、敷地に入られない対策を施す スマートキーを電波遮断機能の付いたケースに入れる スマートキーを金属缶に入れる

自動車盗難の駐車場所別認知件数では「駐車場」における発生も多く、令和4年は全体の27.2%となっています。

車外における対策では、リレーアタックへの対策や駐車場や自宅敷地への侵入を防ぐ物理的な対策が大切です。

参考:自動車盗難等の発生状況等について|警察庁

車の窃盗犯は必ず下見をする!

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自動車盗難の主な下見の手口は「窓ガラスにチラシを挟む」や「タイヤの前に空き缶を置く」、「車の買取を持ち掛けられる」です。

これらは、車が窃盗されるときの前兆とも言えます。チラシや空き缶を見つけた場合はすぐに撤去、買取話には乗らないことが大事です。

また、駐車場の場所を工夫したり車用カバーをかけたりして愛車を窃盗犯の目に触れさせないようにし、窃盗の下見機会を与えないことも重要でしょう。

自動車盗難を防ぐためにはリレーアタック対策をはじめ、敷地内に侵入させない・盗難防止装置や機器の設置といった物理的な対策も行うことをおすすめします。