韓国は新体制でも主将ソン・フンミン継続!W杯後初試合に意欲「一番好きで得意なサッカーしたい」

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ユルゲン・クリンスマン新監督体制でもキャプテンを務める韓国代表FWソン・フンミン(30、トッテナム)が、カタールW杯以来の国際Aマッチに挑む期待感を示した。

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ソン・フンミンは3月23日、蔚山文殊(ウルサン・ムンス)サッカー競技場で行われた記者会見に出席し、コロンビア代表戦を戦う覚悟を明らかにした。

韓国代表は24日20時、同会場でコロンビア代表との国際親善試合を戦う。クリンスマン監督就任後初めて行われる国際Aマッチだ。

「言葉よりも行動が重要」

 

「新監督の下で3日間練習した。多くのカラーを加えるより、現在持っている能力をチェックするトレーニングを監督がしたようだ。練習プログラムも、大きな差を感じるほどの時間がなく、練習量も多くなかった」というソン・フンミンは、韓国のサッカーファンの前で戦うことへの意欲を伝えた。

「W杯がもっと成功的だったらさらに良かったはずだ。冬にW杯を戦うと、それぞれ所属チーム復帰に忙しかった。お礼を言う時間もなかった。この機会に、韓国のファンの方々に僕たちが得意とする面白いサッカーをお見せしたい。責任感を持って試合をしなければならない。今年初の国際Aマッチで楽しい試合をしたい」

ソン・フンミンは昨年、眼窩骨折という重傷を負ったが、現在はフェイスガードを外し気兼ねなくプレーしている。「ヴィクター・オシムヘン(24、ナポリ)は、不便だと思うが安全のために(フェイスガードを)着用している。自分は医者からフェイスガードを外しても良いと伝えられた。個人的な感覚としては大丈夫だと思う」と、現在は負傷から完全に回復したと話した。

クリンスマン監督体制で韓国代表がどんなサッカーをするかはまだわからない。ソン・フンミンは「引き続き練習をしながら変化を加えている」とし、次のように続けた。

「今日の練習を通じて決まると思うが、カタールW杯のメンバーが多く選ばれている。どんなシステムであっても、お互いにどんなプレーが好きなのかは理解している。どのようなフォーメーションでも構わない監督がおっしゃる通り、各自の長所を引き出す試合をしなければならないと思う。自分たちが一番好きで得意なサッカーをしたい。そうすれば、ゴールも自然に生まれるだろう。良い雰囲気を続けていきたい」

カタールW杯で3大会ぶりベスト16進出を成し遂げた韓国代表は、新たな指揮官の下で新たな旅程を始める。

クリンスマン監督(右)と会話を交わすソン・フンミン

「(カタール大会では)W杯に初めて出場する選手が多かった。W杯を経験して、どれだけ難しく、切実な舞台だったかを感じたはずだ」と振り返るソン・フンミンは、「その経験が、今後の旅程に大きく役立つと思う。キャプテンとして特別話さなくても、自分たちで感じるだろう」とし、最後にこう語った。

「僕はキャプテンだが、チームメイトが一番上手くできるプレーを作ってあげることが重要だと思う。心を最大限楽にさせたい。若い選手たちは代表に来るとぎこちなさを感じるかもしれないが、自由にさせてあげたい。ピッチ上で一番上手くプレーできる環境を作ってあげたい。特別な言葉よりも行動が重要だ」

なお、韓国代表は24日にコロンビア代表と対戦した後、28日にソウルワールドカップ競技場でウルグアイ代表と対戦する予定だ。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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ソン・フンミン プロフィール

1992年7月8日生まれ。韓国・江原道出身。身長183cm。大韓民国のサッカー選手で、サッカー大韓民国代表キャプテン。小学校と中学校ではサッカー部に所属せず、韓国代表経験のある父ソン・ウンジョン氏から直接指導を受けていた。2010年にドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVでプロデビュー。その後、2013年に移籍したバイエル・レバークーゼンで2年連続二桁ゴールを披露し、2015年にプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーへと移籍。愛称は“Sonny(ソニー)”。