台湾とトルコの大学や企業、無人機関連の協力強化=楊授印さん提供

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(イスタンブール中央社)中部・雲林県の虎尾科技大学や複数の企業は今年11月、トルコ航空協会大学や現地企業などと産学連携に関するプロジェクトに調印した。双方の強みを生かした学術研究や無人機関連の人材育成などを通じて、台湾の無人機技術のさらなる発展を目指す。

トルコを訪問したラジコンメーカー、経緯航太(南部・台南市)の羅正方董事長(会長)は中央社の取材に、台湾はICチップや精密機械、航空宇宙用複合材料、電子回路基板などの製造に強みがあり、トルコはシステム統合に豊富な経験がある他、メーカーも多いと説明する。

また協力の強化は台湾が国際的なサプライチェーン(供給網)に加わることに寄与すると指摘。台湾のエンジニアや業界は協力プラットフォームを通じてより速くさまざまな情報に触れられるようになると語った。

2020年からトルコの無人機業界と交流を続ける虎尾科技大の関係者は、台湾とトルコの需要は異なり、お互いに弱みを補えると話す。23年からは夏休みに学生や教員らを相互に派遣する予定だと明かした。

トルコ航空協会大学の代理副学長は、台湾は半導体産業やICチップの研究開発で世界をリードしているとの見方を示し、人材育成の面ではトルコで行われている競技会開催などの取り組みが台湾側の参考になるのではないかとの認識を示した。

黄志揚(こうしよう)駐トルコ代表(大使に相当)は、トルコとの協力はウィンウィンの関係であり、台湾はさらなるビジネスチャンスが開拓できるとして期待を示した。

(鍾佑貞/編集:齊藤啓介)