洗車機には2種類ある

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ガソリンスタンドや洗車場に設置されている「洗車機」。店舗スタッフへ依頼したり、セルフで使用したりと、一度は洗車機を試した経験があるのではないでしょうか。

同じ機械式であっても、洗車機には2つの種類があると知る人は少ないかもしれません。それぞれに特徴があり、利用前に押さえておくと安心です。

今回は、ガソリンスタンドや洗車場に設置されている洗車機の使い方を、種類ごとの違いや使用前に取り組んでおきたい補足ポイントを交えて解説します。

■ドライブスルー洗車機

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洗車機の種類で1つ目に挙げたいのは「ドライブスルー洗車機」です。

ドライブスルー洗車機には“車に乗ったまま洗車機が使える”という特徴があります。洗車機本体もしくは、側近に設置されている受付用機械で洗車方法の設定や料金の支払いを行いますが、設定が済んだら再び車両へ乗り込んで車内で洗車作業が終了するのを待ちます。

洗車機を使い終わったら、そのまま車を運転できて設置場所から退出できる利便性があるのも注目です。洗車機の作動が終わったらいちいち車へ乗り込む手間が省けて、直ぐに車体へ残った水滴を拭き上げたり、磨いたりする作業に移れるのは便利でしょう。

ただし、車内に残るものの、エンジンをかけっぱなしにしたり誤って洗車機が作動している際に車を動かしたりできないため、じっと待機していなければならない点はデメリットとなります。

■全自動洗車機

ノンブラシ門型洗車機出典:av-tec.co.jp

2つ目に取り上げる洗車機が「全自動洗車機」です。

耳にして、一瞬「全自動洗濯機」と勘違いしてしまうかもしれませんが、通常の機械式洗車機を指しています。

基本的な操作はドライブスルー洗車機と変化はないものの、洗車機が停止して作業が終わった際の対応が違いとなるでしょう。ドライブスルー式のように通り抜けて退出するのではなく、バック運転をして車を洗車機から引き出すのが特徴です。

全自動洗車機の弱点は、外で待機しなければならない点です。受付の機械で設定・料金支払いを済ませてからすぐに洗車機が作動するため、外で車両が磨かれるのを待つこととなります。寒さや暑さが厳しい時期に洗車機を使うのは覚悟が要るでしょう。

また、洗車機の作動が止まったら車をバック運転で出さなければならないため、ドライブスルー式と比べて面倒・手間がかかることとなる点は把握すべきポイントです。

ドライブスルー洗車機の使い方

この項目では、ドライブスルー洗車機の使い方を4段階にわけて解説します。

「ドライブスルー」の名称どおり、車両を機械へ移動させてから洗車作業を機械へ任せて、終了したらそのまま前進して退出できるのが強みです。

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■1.受付用機械でメニュー選択をし洗車方法を設定する

1つ目の手順は、「受付用機械でメニュー選択をし洗車方法を設定する」です。

ガソリンスタンドや洗車場に設置されているドライブスルー洗車機をチェックしてみると、本体と受付用機械を分離させており、受付用機械で作業のメニュー選択をして、洗車方法の設定をおこないます。

液晶画面に表示が映し出されており画面の表示をタッチする、あるいは物理ボタン化されていて洗車方法を選択する仕組みです。選択する際、希望する洗車メニューと相違がないようボタンの押し間違いに注意しましょう。

■2.車両を洗車機へ移動させる

2つ目の手順は、「車両を洗車機へ移動させる」です。

1つ目の手順で洗車方法を設定すると、洗車機前に作られている進入禁止用のレバーが上昇します。車を洗車機の手前、指定された場所まで動かせる仕組みです。

・洗車機へ移動させた際に注意したいポイント

車両を洗車機へ移動させた際に注意したいポイントは以下の3点となります。いずれも、車両の破損・故障だけではなく洗車機の故障に繋がる恐れがあるからです。

サイドミラーを畳む サイドブレーキをかける エンジンを停止させる

サイドミラーを開いたままでは、洗車機のブラシと接触する可能性があります。サイドミラーが折れたり、取れたりと破損の原因となりやすいです。洗車機の手前まで移動させた際、自動式であれば“閉じる”ボタンを押しているか、手動式であれば折り畳んでボディに沿った平らな状態となっているか確認しましょう。

サイドブレーキ(パーキングブレーキ)をかけたり、エンジンを停止させたりするのも大切なポイントです。洗車機が作動している最中、車が動いてしまうと、洗車機を巻き込んだ事故に繋がりかねません。

車両を洗車機まで移動させたら、上記3つのポイントに注意して洗車作業を始められるようにしましょう。

■3.洗車機を作動させて車を洗う

3つ目の手順は、「洗車機を作動させて車を洗う」です。

手順名のとおり、作動させる条件を揃えて洗車機を動かせるようにします。洗車機が作動する所要時間はメニューや機種により異なりますが、およそ2分~5分程度です。

その間、ドライバーは車内で待機し、ドアを開けないようにしましょう。

■4.洗車機が停止したら車を停止位置から移動させる

4つ目が「洗車機が停止したら車を停止位置から移動させる」です。

2分~5分程度、洗車機が動いたのち、作業がひと通り終了したら機械が自動で停止します。“終了しました、安全に注意して車を移動させてください”などの音声アナウンスが流れるので、指示に従って車を移動させます。

その際、移動先に置かれている、移動している車両や人・モノに注意を払って、車を走らせるようにしましょう。

全自動洗車機の使い方

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この項目では、全自動洗車機の使い方を4段階にわけて解説します。

基本的にはドライブスルー洗車機と同様ではありますが、若干異なるポイントがあるので、もしガソリンスタンドや洗車場で全自動式を見かけた際は注意深くチェックしてみるよう心がけましょう。

■1.車両を洗車機へ移動させる

1つ目が「車両を洗車機へ移動させる」です。

ドライブスルー式と異なるポイントは、受付・メニュー設定をする前に、車を洗車機の近くまで移動させるというもの。既に車が洗車を開始できる状態となるのです。

その際、ドライブスルー式での洗車作業をする前と同様に以下3つのポイントが注意点となります。

サイドミラーを畳む サイドブレーキをかける エンジンを停止させる

ドライブスルー洗車機と異なるタイミングで受付・メニュー選択をするため、特にサイドミラーを折り畳む作業は忘れがちとなります。車を指定の位置で停車させる際、サイドミラーが畳まれているかチェックしましょう。

■2.メニュー選択をして洗車方法を設定する

2つ目が「メニュー選択をして洗車方法を設定する」です。

メニュー選択をする方法はドライブスルー式と異なり、別途で受付用機械が設置されているのもあれば、洗車機本体にメニュー選択のボタンや液晶画面が取り付けられているのが特徴です。

いずれの方式でも、メニュー選択をするのが容易となっているので、操作方法に沿って適切なメニュー選択を行いましょう。

■3.洗車機を作動させて車を洗う

3つ目が「洗車機を作動させて車を洗う」です。

この項目も、ドライブスルー洗車機と同様の手順ではありますが、異なるポイントとしてはドライバーの待機場所。ドライブスルー式は車内で待機しているのに対し、全自動式は車外で待つこととなります。

■4.洗車機が停止したら車を停止位置から移動させる

4つ目が「洗車機が停止したら車を停止位置から移動させる」です。再び車へ乗り込み、バック走行で洗車機から出る流れとなります。

その際に注意したいのは周囲の車両や人・モノの動き、位置を把握することです。バック走行で接触事故が発生しないように、周囲を確認しつつ少しずつ車を動かして移動させるべきでしょう。

洗車前にやっておくこと

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洗車機は自動で車を洗ってくれる反面、作業を機械に委ねるため、人間のように途中で作業を止めるのが容易ではありません。

一歩間違えたら車両や洗車機の故障・破損、あるいは人やモノが絡んだ事故に繋がる可能性があります。故障や破損、事故を防ぐべく、洗車作業前に取り組みたい3つのポイントをピックアップしました。

■水で車体についた泥や砂を洗い流しておく

1つ目は「水で車体についた泥や砂を洗い流しておく」です。

洗車機へ入れたら汚れは何でも落とせるとお考えの人が多いかもしれません。一方で、泥や砂がボディに貼りついている状態で洗車機に入れてしまうと、ブラシで磨く際に引っかき傷となる可能性があります。

ボディを傷つけないようにするには、事前に自宅で水道ホースを使う、あるいは洗車場に設置されている手洗い洗車を利用して、泥や砂を洗い流しておくとよさそうです。

■装飾品をガムテープで留めたり収納したりする

2つ目は「装飾品をガムテープで留めたり収納したりする」です。

車のボディにはドアミラーをはじめ細かいパーツが装着されていますが、出っ張っていたりとがっていたりしていて、洗車機を動かした際にブラシが引っかかって破損する可能性があります。

特に、ボディのルーフ部分に装着されているアンテナで“折り畳み式タイプ”(ポールアンテナとも呼称)が使用されていると、洗車機を使用している間に動いてしまい、折れてしまうリスクがあるようです。

近年では“シャークフィン”と呼ばれる、洗車機を使っても影響を受けないボディ形状に沿ったタイプのアンテナも登場しましたが、いまだ折り畳み式タイプも存在します。

故障を防ぐため、ガムテープでアンテナをボディにくっつけるよう留めておくなど対策を施しましょう。ガソリンスタンドの洗車機では、受付用機械の横にガムテープを置いていることも多く、注意喚起で「装飾品の有無を設定してください」などの但し書きもあり、有効活用すると安心です。

■ドアウインドウが閉まりきっているかチェックする

3つ目は「ドアウインドウが閉まりきっているかチェックする」です。

ドアウインドウが閉まり切っていないまま、洗車機に入れていたら車内に水分が入り込んできてしまったなどのアクシデントを経験した人は多いのではないでしょうか。

洗車機を操作する前に、いま一度車の外観を見渡し、ドアウインドウが開いていないかを確認してから洗車機を操作するのをおすすめします。

洗車終わりの拭き上げ方

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ドライブスルー洗車機、全自動洗車機で車を清潔にしたら、残った水滴を吸い取り、車を拭き上げなければなりません。洗車の仕上げ作業となり、怠ってしまうとボディやガラスに「ウォータースポット」「イオンデポジット」と呼ばれるダメージが残る可能性があります。

洗車を有意義にするためには、次の3つの項目で紹介する3つのポイントに取り組むとよいでしょう。車を長く愛するには大切な要素ですから、ぜひ参考にしてみてください。

■ボディは“上から下”へ向かって拭き上げる

1つ目は、「ボディは上から下へ向かって吹き上げる」です。

家の掃除でも、天井から床に向けてホコリを落とすように進めますが、ほぼ同じ原理と考えてよいでしょう。車もルーフ部分から水分が下に流れ落ちるため、先に吸い取ってしまえばその他の箇所に影響を与えずに済みます。

また、拭き上げは時間をかけてしまうとウォータースポットやイオンデポジットができる原因のひとつとなるため、洗車機での作業が終わったら直ぐに拭きはじめるのをおすすめします。

■ガラスウインドウは外周から拭き上げる

2つ目は、「ガラスウインドウは外周から内側へ拭き上げる」です。

ガラスウインドウは、外側の端からなぞる、あるいは円を一周描くイメージでタオルクロスを使い表面を拭き上げます。続いて、ボディと同様に上から下へ向かうイメージで、ガラスウインドウを磨くとよいでしょう。

また、ウインドウを拭き上げる際は、濡れたものと乾いたものと、両方のタオルクロスを用意して「2度拭き」をすると清潔に仕上がります。

■ホイールやボンネット・トランクなどの水滴も取り除くのを忘れずに

3つ目は、「ホイールやボンネット・トランクなどの水滴も取り除く」です。

ボディやガラスウインドウの水気を吸い取ることに気を取られて、ホイールなどの外観や、ボンネット・トランクなどドアの開け閉め部分に水気が残ったままとなってしまうケースが多いようです。

吹き忘れのないよう、洗車の仕上げ時にはドアを開けたり、ホイールの汚れをチェックしたりする習慣をつけるとよさそうです。