地球は約4億4300万年前のオルドビス紀から始まり、デボン紀、ペルム紀、三畳紀、約6600万年前の白亜紀にかけて、主に5回の大量絶滅を経験しています。これらはすべて「肉眼で見える生物が生息している時代」に起こったイベントであり、まとめて「ビッグファイブ」と呼ばれていますが、一部の研究者は、既存の絶滅イベントに加え、これまで知られていなかったもう1つのイベントがあったのではないかと主張しています。

Environmental drivers of the first major animal extinction across the Ediacaran White Sea-Nama transition | PNAS

https://doi.org/10.1073/pnas.2207475119



Earth might be experiencing 7th mass extinction, not 6th | News

https://news.ucr.edu/articles/2022/11/22/earth-might-be-experiencing-7th-mass-extinction-not-6th

2022年、カリフォルニア大学リバーサイド校とバージニア工科大学の研究者らは、既存の絶滅イベントと同規模の絶滅が5億5000万年前のエディアカラ紀に起こったという研究結果を発表しました。エディアカラ紀は地球上で最初の複雑な多細胞生物が生息していたと考えられていますが、何らかの要因により生物全体の約80%が失われています。

エディアカラ紀の絶滅はその後に起こった絶滅とは異なり、生息していた生物が柔らかい体をしていたため、化石にうまく残らず、調査が困難だったそうです。そのため、研究者らはこれまでに見つかった膨大な証拠を調査し、エディアカラ紀の環境や動物の体の大きさ、食事、移動能力、習性を確認したとのこと。



by James St. John

その結果、エディアカラ紀に世界中の海が大量の酸素を失っていたことが判明します。これが絶滅の原因だと考えられており、生き残った少数の種は低酸素環境に適応した体を持っていたと見られます。

カリフォルニア大学リバーサイド校の地質学者で研究の共著者であるフィリップ・ボーン氏は「気候変動が生態系に与える影響は明らかであり、将来我々が計画を立てる際には、その破壊的な影響に注意する必要があります」と述べました。