ツインタワーの着工式であいさつをする柯文哲台北市長

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(台北中央社)台北駅西側に建設されるツインタワー「台北双子星」の着工式が11日、現地で開かれた。ビルには商業施設やオフィス、ホテルなどが入居する予定。2027年の完成を目指す。

ツインタワー建設は台北駅西側の再開発事業の重点の一つ。地上55階建てと地上74階建ての高層ビル2棟を建設する。このうち地上2階から地下4階までは桃園メトロ(MRT)台北駅としてすでに供用開始されている。敷地面積は9600坪、延床面積は17万坪に達する見込み。

建設を巡っては、2006年から事業者の入札作業が進められてきたが、不調や優先交渉権を得た企業の審査不通過、保証金未払いなどで事業者の選定が難航。2018年に行われた6度目の入札では、当初は香港企業が優先交渉権を取得したが、中国市場との結びつきの強さを背景に投資申請が却下され、次点だった台湾企業連合が交渉権を獲得した。台北市政府は2019年、台湾企業連合が共同出資で設立した「台北双星」と投資契約に調印。建設に関する審議や環境影響評価などを経て、着工にこぎ着けた。建設計画には606億台湾元(約2760億円)が投じられる。

ビルの開発を行う台北双星によれば、世界水準の商業施設やオフィス、高級ホテル、360度見渡せる展望台、都市美術展示場、公益性のあるスペースなどを整備する。

式典に出席した柯文哲(かぶんてつ)台北市長はあいさつで「完成後には国内外の旅行者が台湾と体験する玄関口になることだろう」と期待を寄せた。

(頼言曦/編集:名切千絵)