リーグ記録に並ぶ61号を放ったヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】

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8試合ぶりについに出た61号…「ジャッジにとっての最大の偉業だ」

■ブルージェイス ー ヤンキース(日本時間29日・トロント)

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が28日(日本時間29日)、敵地でのブルージェイズ戦に「1番・指名打者」で出場し、7回に8試合ぶりの一発となる61号2ランを放った。1961年にロジャー・マリスが打ち立てたリーグ記録に並ぶ歴史的弾に、米メディアも大熱狂した。

 待望の瞬間は7回無死一塁。フルカウントから捉えた打球は、左翼フェンスを越えてスタンドの壁に直撃。跳ね返って下のブルペンに落ちた。打球速度は、自身の今季本塁打では最速の117.4マイル(約188.9キロ)、飛距離は394フィート(約120.1メートル)で、敵地も総立ちで歓喜した。

 ニューヨーク・タイムズ紙のデビッド・ウォルドステイン記者は「ミサイルだった」と強烈さに驚嘆。同紙のソパン・デブ記者も「大きな場面で、ジャッジにとっての最大の偉業だ」と伝えた。

 記念ボールをファンがキャッチしなかった点に着目する声も多く、タイガースの地元メディア「デトロイト・ニュース」のレポーター、ノーラン・ビアンチ氏は「ファンがジャッジの本塁打をキャッチしなくて本当に残念だ」とツイート。米メディア「クリーブランド.com」のヘイデン・グローブ記者も「オーマイゴッド。本塁打は(スタンドの)誰にもキャッチされたなかった。210万ドル(約3億円)の価値があっただろう!」と綴った。(Full-Count編集部)