中国の無人探査機「嫦娥5号」は、2020年12月に月からのサンプルリターンに成功した。一方、日本は同じ頃、「はやぶさ2」が小惑星リュウグウからのサンプルリターンを成功させている。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国の無人探査機「嫦娥5号」は、2020年12月に月からのサンプルリターンに成功した。一方、日本は同じ頃、「はやぶさ2」が小惑星リュウグウからのサンプルリターンを成功させている。なぜ日本は月ではなく、小惑星からのサンプル採取を選んだのだろうか。中国メディアの百家号はこのほど、その理由について分析する記事を掲載した。

 記事は、リュウグウは地球から3億キロも離れた小惑星であり、そこからサンプルを回収してくることは決して簡単なことではなかったと指摘。しかし、月に着陸してサンプルを回収してくることはもっと難易度が高いと主張した。

 その理由として記事は、月はリュウグウと比べずっと大きな星なので引力も非常に大きく、着陸するのも離陸するのも難易度は比べ物にならないほど高いことを挙げた。これを成功させた中国の技術力は極めて優れていると自賛している。

 記事によると、日本は宇宙開発の分野で技術的に中国よりずっと遅れているという。日本も1990年代に月周回機「ひてん」とその孫衛星「はごろも」によって月探査を行っているが、技術的な難易度が高いためその後の月探査をあきらめ、小惑星へと目標を変えたのだと主張した。

 それで、はやぶさ2の業績は認めつつも、嫦娥5号の成果と比べたら「小物が大物の前に出るようなもの」で、米国などが日本の宇宙技術について誇大評価していることは、中国に対する嫉妬から中国の影響力を弱めさせようとしているに過ぎないと論じた。結局のところ、日本は宇宙開発の面では「科学技術力が足りていない」と結論しており、記事は何としても中国は日本より上だと言いたいようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)