プールの底に見知らぬワニが(画像は『Eyewitness News 2021年2月3日付「WATCH: CROCODILE REMOVED FROM NW FAMILY’S SWIMMING POOL」(Image: Video screengrab: Angel Breytenbach/Facebook)』のスクリーンショット)

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南アフリカでは、1月半ばからサイクロン「エロイーズ」がモザンビークで勢いを増した。暴風雨がクルーガー国立公園を含む南アフリカ北部を襲い、各地で洪水が相次いだ。洪水で様々な動物が流されてきたようだが、北西州で珍しい光景が目撃された。『Eyewitness News』などが伝えている。

南アフリカ・北西州に住むエンジェル・ブレイトンバッハさんはある朝、自宅のペットを外に出すために監視カメラを確認した。そこでエンジェルさんは、思わぬ動物がプールの底に沈んでいるのを目にした。それはどう見てもどっしりとしたワニのシルエットだった。

エンジェルさんらはすぐに警備会社に連絡し、ワニをプールから引き上げることにした。ワニは体長2メートル超のオスで、近くの川から流されてきたと見られている。ワイヤーを輪にしたものをワニの口にはめて力任せに引き上げる方法をとったが、水面でワニが暴れてワイヤーが取れてしまった。そして再度、3人がかりでなんとかワニを引き上げたという。

ワニは草の上で何度も転げ回っていたが、タオルをワニの頭にかけるとおとなしくなったそうだ。1月29日にワニを救助する様子がFacebookに投稿されると、「カメラで確認しておいてよかったね」「ペットもワニも怪我がなくてなにより」「静かなプール仲間」などといったコメントで溢れた。

ワニは2月1日、自然保護省と確認のうえ、本来の生息地に返されたそうだ。

画像は『Eyewitness News 2021年2月3日付「WATCH: CROCODILE REMOVED FROM NW FAMILY’S SWIMMING POOL」(Image: Video screengrab: Angel Breytenbach/Facebook)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)