9月14日、自民党は両院議員総会を開き、新総裁に菅義偉官房長官を選出した。16日の臨時国会で、安倍晋三首相の後任として次期首相に就任することになる。

 534票のうち、菅氏は377票を獲得。岸田文雄政務調査会長が89票、石破茂元幹事長が68票だった。

 選出後のスピーチで、菅氏は「新型コロナウイルスが拡大する国難にあって、政治の空白は許されません。この危機を乗り越えて、国民の皆さん一人ひとりが安心して、安定した生活をすることができるよう、安倍総理が進めてきた取組みを継承し、進めていかなければなりません」と意気込んだ。

 党本部での記者会見では、「役所の縦割り、既得権益、前例主義、こうしたものを打倒して規制改革を進めていきたい。安倍総理大臣のもとで取りまとめてきた新型コロナウイルス対策などを実行に移さなければならない」とも語っている。

 会見では、組閣方針についても言及した。

「総理大臣が変わるわけだから、私の政策方向にあう人を登用していく。仕事をしていかないと国民に申し訳ない。改革意欲があって、仕事ができる人間を結集し、国民のために働く内閣を作っていきたい」

 総裁選の裏では、菅氏のグッズが高額転売される場面も。13日時点で、メルカリで「菅義偉 名刺」で検索をかけると、ヒットしたのは約20件。翌14日、投開票の結果が報道されると、5件ほど新たに出品された。値段には8888円〜2万9999円と幅があり、8割方が売り切れている。

 名刺より高額だったのは、菅氏が2012年に出した著書『官僚を動かせ 政治家の覚悟』(文芸春秋企画出版)だ。メルカリの最高額は30万円だが、さすがに買い手はついていない。だが、2万7000円以下の値段がついた著書は、どれも売り切れ。アマゾンで検索をかけると、メルカリ同様2万9000円程度で販売されていた。

 16日には菅氏が「総理大臣」に就任する。今後、就任記念グッズもあちこちから販売されるだろう。コレクターたちにとっては、しばらく忙しい日々が続きそうだ。