2020年8月6日にアメリカのドナルド・トランプ大統領が、動画投稿アプリTikTokを運営する北京字節跳動科技(バイトダンス)との取引を45日後から禁止する大統領令に署名しました。以前よりTikTokを安全保障上の理由から米政府が問題視していたことを受けて、TikTokはアメリカで展開している事業の売却を模索。有力企業としてマイクロソフトが挙がっていました。

そんな中、ブルームバーグがダウ・ジョーンズ通信の報道として、TwitterがTikTokとの統合の可能性について初期の交渉を行っているとの記事を掲載。それによると、事情に詳しい関係者はTwitterが「合意を追求するか不明確」としながら、協議に詳しい関係者が「Twitter社はマイクロソフトや他に提案を行う可能性がある企業に比べて事業規模が小さいため、独占禁止法上こうした企業ほど厳しい調査を受けないだろうと判断している」と語ったとしています。

ツイッターとティックトックが合併の可能性で予備的交渉−DJ(Bloomberg)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-08-09/QERR4PDWX2PU01 [リンク]

このニュースに対して、日本のTwitterユーザーからは「頼むからやめてくれ」「陰キャと陽キャを混ぜるな」「本当にこうなったらTwitterやめる」「ろくな未来が見えない」といった声が続出。ハッシュタグ「#TwitterとTikTok合併許すな」も登場しています。

ブルームバーグの記事では、「統合」という言葉を使ってますが、これが経営に留まるのか、サービスの統合を模索するのか現時点では不明です。同記事ではTwitter社の経営規模では投資家による資金援助が必要としており、マイクロソフトが依然として買収先の「最有力候補」としていますが、今後の動向に注視が必要です。

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