参考・日本貨幣商協同組合

 投資、資産形成というと、株式や外貨、金(GOLD)などが思い浮かぶ。しかし、値上がりが見込めるものは、すべて投資の対象になる。さらにそれが趣味と直結していれば、“自分の得意分野” で勝負できるのだ。

“お宝探し” を楽しみながら資産増にもなる、「趣味投資」の世界をご紹介しよう。今回は、「硬貨」だ。古銭や切手を扱う「バイセル」に狙い目を聞いた。

「意外なところでは、昭和61年後期発行の10円硬貨。平等院鳳凰堂のデザインが微妙に違い(冒頭の図を参照)、2万円で取引されることもあります」(同社PRマネージャー)

 かつてコレクションの王道だった「切手」はどうか。

「日本の切手は、現在は買取り価格は期待できませんが、狙い目は中国切手の『赤猿』。1枚1万円で取引されることもあります。1980年発行の中国初の年賀切手で、お土産として人気でした。

 中国に駐在したビジネスマンが現地の人にもらうケースもよくあり、机の中で眠っていることもあります」(同前)

(週刊FLASH 2020年1月28日号)