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Amazonは9月25日 (現地時間)、音声アシスタントAlexaに対応する完全ワイヤレスのスマートイヤホン「Echo Buds」を発表、Echoシリーズでウェアラブル市場に参入した。またDay 1 Editionsプログラムを通じて、Echo対応メガネ「Echo Frames」と同リング「Echo Loop」も提供する。同プログラムは、先進的なアイディアを形にしてエンドユーザーに届け、収集したフィードバックを今後の開発や製品アイディアに活かすことを目的としている。

「Echo Buds」は、BluetoothでAndroid (6.0以上)スマートフォンやiPhone (iOS 12以上)に接続、ハンズフリーでAlexaを利用できる。例えば、「Alexa, play pop music」と音楽再生を頼んだり、Amazon傘下のスーパーWhole Foodsでは探している商品をAlexaに聞くだけで、在庫の有無や商品棚の番号を教えてくれる。他にも、歩きながら近くに休憩できるコーヒーショップがあるか尋ねたり、Uberの配車を頼むなど、屋外でAlexaを便利に活用できるようになる。音声アシスタントはAlexaだけではなく、タップして長押しすることでGoogleアシスタント (Android)やSiri (iPhone)も利用できる。

インイヤ型のモニターヘッドホンを研究し、左右それぞれにバランスドアーマチュア・タイプのドライバを2つずつ装備した。マイクは、外側に2つ、内側に1つ、合計3つ。Boseの「Active Noise Reduction」を搭載しており、混雑しているカフェなどでEcho Budsをダブルタップするとアクティブノイズリダクションがオンになって周囲の騒音を抑制できる。誰かに話しかけられた時などは、もう一度ダブルタップするとマイクが周囲の音をひろうパススルー・モードに切り替わる。

耐水性能はIPX4。スポーツの汗やにわか雨には耐えられる。バッテリー動作時間は、音楽再生が最大5時間、通話が最大4時間。付属の充電ケースを使ってEcho Budsを最大3回充電できる。

価格は129.99ドル、米国で10月30日に発売する。

「Echo Frames」は、普通のセルフレームのメガネやサングラスを思わせるデザインで、重さは31グラムと軽量。度付きレンズを入れられる。

Android (8.0以上)スマートフォンと接続し、ハンズフリーでAlexaと対話可能。メガネのつる (テンプル)部分にオープンイヤ・テクノロジーを用いたスピーカーを備え、イヤホンを使うことなくメガネのみでAlexaの声をクリアに聞きとれる。マイクは各テンプルに2つずつ。他にもテンプル部分に、タッチパッド、音量調節ボタンがある。通知を受けたり、天気などをチェックするといった使い方なら、1回の充電で1日の使用が可能。通知数を制限したい場合は、VIP Filterを用いることで重要な通知のみを受け取るように絞り込める。

まずは招待制で制限しながら提供し、その間は179.99ドルの特別価格で販売する。

「Echo Loop」はチタニウム製の指輪で、ワイヤレス機能 (Bluetooth)、スピーカー、マイク×2、振動機能 (ピエゾハプティクス)、アクションボタンを備える。Android (8.0以上)スマートフォンまたはiPhone (iOS 12以上)との利用が可能。

手のひら側にあるアクションボタンを押すだけで、すばやく簡単にAlexaを呼び出せる。手を口に近づけてLoopに向かって話し、耳に近づけてAlexaの声を聞く。プロセッサはARM Cortex-M4F、4MBのフラッシュメモリーを内蔵する。置くだけで充電できるクレドルが付属、1回の充電で約1日の使用が可能。

Loopも招待制でのスタートになり、招待制期間は129.99ドルの特別価格で提供する。