次世代冷媒開発急げ、経産省が支援へ予算増額
そこで国は温暖化の作用が低い次世代冷媒を「グリーン冷媒」と呼び、開発や代替化に力を入れている。経産省は20年度の予算を増額し、グリーン冷媒の安全性を評価する手法を確立し、普及を後押しする。また新規冷媒を採用しても省エネルギー性が損なわれない機器の開発も支援する。
グリーン冷媒の普及の時期がわかる技術開発ロードマップを策定し、空調や冷凍・冷蔵機器メーカーには採用時期、ビルや商業施設には機器更新の目安を示す。どの機器も10年以上は使われるため、キガリ改正達成を念頭に置いた長期的な普及計画が必要となる。
国際的にも冷媒をめぐる議論が活発だ。5月にフランスであった先進7カ国環境相会合では、温暖化の抑制と冷却機器の省エネ化も目指すイニシアティブの設立が決まった。
22日には国連総会が開催中の米ニューヨークで代替フロン対策の会議があり、小泉進次郎環境相がグリーン冷媒の開発など日本の取り組みを世界に発信する予定だ。
