保育園やアフタースクールも、名鉄を変える「高架下」
両駅は名古屋市の繁華街にある始発駅から2、3駅目で、周囲は閑静な住宅街。沿線に桜並木が続く。周囲に飲食店や商店は少なく、以前の高架下は貸し駐車場だった。「高架下の有効活用に留まらず、にぎわいのある街づくりを狙った」と不動産事業本部開発部企画課の矢野雄輝サブチーフは説く。
入居店舗はカフェや駄菓子や総菜屋。名鉄グループが運営する保育所「ぽっぽ園」と小学生対象のアフタースクール「テラコ」も併設した。「地元住民の利用を意識した」(矢野サブチーフ)。
地域への事前説明会では「どんな店舗が入るのか」など開業を楽しみにする声が目立った。実際「順調に集客ができ、良い滑り出し」(同)と手応えを感じている。あるカフェのスタッフも「すでに時間帯別に常連ができ、忙しい」と笑顔を見せる。
20年春開業の清水駅側も18棟を提供予定でテナントの募集を始めた。清水駅は大通りに面し「地元より広範囲な集客を目指す」(同)方針。イベントなども検討し「駅間を人が行き来し、にぎわいがあり、住みたいと思える街にしていく」(同)。街づくりの一つのモデルとする考えだ。
【概要】瀬戸線は名古屋市の栄地区と人口約13万人の瀬戸市を結び営業距離20.6キロメートル。清水、尼ケ坂両駅の停車は普通列車のみ。
