3ランを含む2安打3打点と活躍したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

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敵地ブルージェイズ戦で9号3ラン含む今季13度目のマルチ安打

■エンゼルス 10-5 ブルージェイズ(日本時間18日・トロント)

 17日(日本時間18日)に行われた敵地ブルージェイズ戦で4試合ぶりの9号3ランを放ったエンゼルスの大谷翔平投手。「3番・DH」で6試合連続でスタメン出場すると、第2打席で逆方向の左翼スタンドへとアーチをかけた。第4打席には二塁打を放ち今季13度目のマルチ安打を記録した。

 2回に9号3ランを放った大谷。8点リードで迎えた6回、先頭のトラウトが20号ソロを放ち、今季5度目、通算9度目となる「トラウタニ弾」となると、この一打に大谷も続いた。直後の第4打席、5球目のカーブを捉えた打球は中前右へ。快足を飛ばし一気に二塁を陥れた。

 敵地トロントで試合中継するテレビ局「スポーツネット」で解説を務めているブルージェイズのバック・マルティネス元監督は対戦チームの大谷を「途方もない野球選手」「見た目もイケメンだ」と手放しで絶賛した。

 この日2本目となる安打を放った大谷の姿を目の当たりにすると、マルティネス氏は感嘆の声を漏らした。「ショウヘイ・オオタニは途方もない野球選手です。偉大なスキルの持ち主です。ピッチングでも、ヒッティングでも両面で。スイングの際、頭が完璧なほどに動きません。パワーで右中間に打ち返しました。2回には逆方向にホームランを打っています。本当に見た目もイケメンのバッターです。日本からやってきてから偉大であり続けています」。その口からは称賛の言葉が次々に溢れ出た。

 さらにマルティネス氏は、大谷が莫大な“マネー”よりも己の挑戦を選んだ男気に改めて注目。「本当に興味深いことは、彼がポスティングで(メジャーに)やってきたことです。彼はもう1年間、日本でプレーすれば、制約のないフリーエージェントになれたのです。巨額のお金を犠牲にしました。ですが、彼はマイク・トラウトとプレーするんだ、と言って、エンゼルスとサインしたのです。そして、なんてことだ、みんなオオタニとトラウトを話題にしています。ワンツーパワーコンビです。このラインナップの2、3番ですが、切り抜けるにはタフなオーダーですよ」。スケール絶大な二刀流の男でイケメン。全く隙のないスラッガーに、マルティネス氏はすっかり心酔した様子だった。(Full-Count編集部)