【浦和×済州乱闘騒動】韓国の選手団に襲われかかった槙野智章、「考えられない」
浦和レッズ 3 EX 0 済州ユナイテッド
2017年5月31日/埼玉スタジアム
浦和が延長120分の激闘の末、2戦合計3-2に逆転する勝利を収めた。その試合後、済州の選手たちが前代未聞と言える乱闘騒ぎを起こした。
控え選手が阿部に走り込んで肘内を食らわせ、別の控え選手はものを浦和の選手に向かって投げ、他にもなだめるズラタンや遠藤航に喧嘩を売り、数人で槙野を追いかけるなど、埼スタのピッチが危険な状態に陥った。
スタッフらに止められていたDFクオン・ハンジンは、引き下がるどころか槙野に襲い掛かる。これを浦和のスタッフが体当たりで阻止。
ところが、DFチョン・ウン、DFキム・ウォニル、FWアン・ジョンボムらが、集団で槙野を追いかけて襲い掛かろうとした。すでに退場処分を食らっていたDFペク・ドンギュも加わっていた。
勝利のガッツポーズに韓国人選手が腹を立てたことが考えられると記者団から聞いた槙野は首をかしげて驚いた。「嬉しいですよ……それは。試合に勝ったんですから」。
「試合にも、内容でも、勝った。(追いかけられて)逃げて、かわして……。あれにつかまっていたら、危うかったです。エルボーだなんて……。考えられない。サッカーをしに来たはずなのに、恥ずかしいことだと思う」
後味の悪い幕切れとなった相手選手の行為に、槙野は顔を赤らめ疑問を投げかけた。
ただ一方で、この大逆転勝利は必然だったとも捉えていた。
「第1戦は負けた(0-2)とはいえ、ゲームを進めるなかで、相手が僕らのパス回しからボールを奪えずイライラしているなと感じていました。それに崩し切る場面が何度もあったのはプラス材料。あとは決め切るだけ。ポジティブに前向きになって、今日は結果につなげるだけだと思っていました」
しかも浦和にとっては実に公式戦9試合ぶりの無失点となった。相手に退場者が出たこともあったが、延長120分を耐え抜いた。まさにプラン通りの3-0。槙野は充実した表情を浮かべていた。
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
