(台北中央社)行政院(内閣)農業委員会国際処は9日、日本の業者が台湾産パイナップルを年内に3000トン購入する意向を示したと発表した。自社の物流ネットワークを生かし、コンビニエンスストア大手、セブンイレブンでのカットパイン販売も予定しているという。

同処によれば、日本の青果流通大手、株式会社ファーマインド(東京都)の堀内達生社長が同日、同委員会の陳吉仲(ちんきちちゅう)主任委員(閣僚)とのリモート会談中に購入意欲を伝えた。台湾産はフィリピン産と比べて価格が2倍以上高いものの、日本の消費者に非常に好まれているという。

同処は、台湾産パイナップルが日本のコンビニに進出するのは初めてだと喜び、現時点ではまだ時期尚早だが、年内には実現できるとの見通しを示した。

台湾産パイナップルを巡っては、これまで最大の輸出先だった中国が先月1日から輸入を停止。政治的要因が大きいとみられ、台湾だけでなく、日本やシンガポール、香港などでも買い支えの動きが広がっている。同処の統計によれば、先月1日から今月8日までに中国以外の海外に輸出されたパイナップルは6899トン(昨年同期比500%増)。このうち日本向けは3825トン(同405%増)となっている。

(楊淑閔/編集:塚越西穂)