市橋達也被告の控訴審に駆けつけた“市橋ギャル”たちの本気度と薄気味悪さ
'07年、千葉県市川市で英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん(22=当時)を殺害したとして、殺人などの罪に問われている市橋達也被告(33)の控訴審第1回公判が東京高裁で行われた。
2年以上に及ぶ逃亡の末に逮捕され、昨年、千葉地裁の裁判員裁判で無期懲役の判決が下されたが、市橋被告側が控訴していたのだ。
法廷に現れた市橋被告は、一審の時と同じように黒い細身のシャツをブラックジーンズにイン。心なしか、一審の時よりもズボンがキツそうで、天然パーマの髪も相変わらずボサボサだ。
被告人質問では背中を丸め、消え入りそうな声で、こう証言していた。
「一審では、私がリンゼイさんの首を3分以上、圧迫したということになっていた…ハァ…ハァ…。それだけは…違う…ハァ…ハァ」
涙声で息づかいも荒く、不気味さが際立つ。
「3分は長い…。3分は…ハァ…ハァ…グスン…」
要するに、“そんなに長い間首を絞めてはいない=殺意はなかった”と言いたいらしいが、一審で市橋被告は「どんな刑でも受け入れる」と言っていたはずだ。
案の定、そのことを裁判長が代理で読み上げた遺族の書面でも非難されていた。
〈法廷で泣き崩れ、『どんな刑でも服する』と言った。心のどこかでイチハシを信じた。バカにされた気分。イチハシは邪悪で冷酷な人間です!〉
逃亡生活を記した書籍『逮捕されるまで 空白の2年7カ月の記録』(幻冬舎)で得た印税約900万円を遺族に受け取ってもらえず、贖罪寄付したことも、
〈不愉快で不道徳な方法で得られた資金。1円たりとも受け取らない。寄付が反省と解釈してもらえると思ってるなら信じられない〉
と、バッサリ切り捨てた。
「そこまで騒がれるほどイケメンじゃないのに」と司法記者は困惑気味だが、平成のブス毒婦・木嶋佳苗被告にも、「ひと目見てみたい」という男性傍聴希望者が多く見受けられた。ただし、木嶋被告の場合は「どれだけブスなのか」という好奇心で、市橋ギャルとは正反対の理由だったが…。