浅尾・楠原組、2大会連続決勝へ。ビーチバレー国内最終戦
「めちゃくちゃ嬉しいです!」そして破顔一笑。楠原とペアを組み初戦の先週は準優勝。2週連続の決勝進出である。もちろんオリンピアン・楠原の力に因る部分が大きいが、浅尾も短い期間で「成長している」と楠原は評価する。
レシーブミスによる連続失点を抑え、高い打点からのスパイク。トスアップの精度も上がっている。最終セットの勝負所でも力むことなく、焦ることなく腕をスイングしていた「私はどうしても力が入り過ぎてしまうのだけど、(楠原)千秋さんに『力を抜いて』と言われてリラックスできた」と浅尾は話す。
笑顔、笑顔、笑顔。楠原と組んだこの2戦、とにかく笑顔が多い。結果を残しているのもあるが、楠原のアドバイスをニコニコと素直に聞いている光景を見ると、経験を積んだプレイヤーに『教えてもらえる喜び』を感じているようでもある。
「千秋さんとは(気持ちに)余裕を持ってできるんです。焦ったりしない」と言い、また「千秋さんの様な選手になりたい」と何度も話している。
浅尾の好調さに対戦相手は、楠原にボールを集めるシーンも出てきた。経験あるパートナーをカバーすることも良い経験であり、その上、勝ったことは「大きな価値」(浅尾)がある。
準決勝後、彼女の目は嬉し涙か、少し潤んでいた。「勝ちが近づいてきたら、興奮、緊張しちゃって…」と、それでも最後まで笑顔は絶えなかった。
ベストパートナーとともにより大きな価値を手にすることができるのか。より大きな笑みを見せるのか。9日の決戦が待ち遠しい。
(取材・文=小崎仁久)

最強のパートナーと組み、決勝進出を決めた浅尾美和(写真提供:ビーチバレースタイル)
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