担当M(以下M):前節では負けてしまったものの、今年は横浜FMが好調です。現役時代はラモスさんと同じく10番を背負って、日本サッカーの中盤をリードしてきた木村和司さんが監督が就任して以来、横浜FMのことが気になっていらっしゃるようですね。

ラモス(以下R):いや、もともと横浜FMというか、日産の選手たちと僕たちとは仲がよかったんですよ。だからいつも気にしてました。でもやはり木村監督が就任してからは特にかな。

M:ヴェルディvsマリノス、読売クラブvs日産自動車はいつも激闘でしたから、てっきり仲もあまりよくないのではないかと思っていました。

R:みんなにそう思われているんですけど、でも何か選手同士だけの企画を立てたら、お互いに声を掛け合っていました。ライバルだったけれど、そのぶん認め合っていたんですよ。

M:ただ、確か1992年元旦の天皇杯決勝の前に、ある選手がテレビで相手のことを「オッサン自動車」と言って、激怒させていましたよね。

R:ありましたね。そいつの一言のおかげで相手に火が点いちゃって負けた(笑)。

M:さて、本題はその横浜FMの中村選手です。昨シーズンはパッとしなかった中村選手でしたが、今年は復調しているように思えます。そう言えば去年、ラモスさんがマリノスタウンに出かけて激励していました。その効果が出ているのでしょうか?

R:ない、ない。それは全く関係ないでしょう(笑)。ですがかなり復調したと思いますよ。すごく走っていますし、丁寧ないいパスを供給しています。ですが、まだ無駄な動きがあるから完調とまでは言えないかもしれません。新加入の谷口ともう少しコミュニケーションを取ればもっとチャンスが作れますね。ペナルティエリアの付近でプレーしたほうが相手もイヤなはずですから、中盤をボックス型にしてトップ下に谷口と並べてもおもしろいでしょう。

M:その好調な中村選手を見ていると、また日本代表のユニフォームを着てもいいのではないかと思いますが……。

R:どこかでベテランは必要になります。まだまだ日本のためにプレーしてほしいと僕も思います。

M:ザッケローニ監督が今度のキリンカップのメンバーにどんなチョイスをするのか楽しみですね。