ミラニスタがマルディーニを批判した理由とは
ミランのゴール裏に掲げられた「マルディーニは裕福にさせた者に対する敬意が欠けている」との横断幕に対し、DFパオロ・マルディーニは「彼らのひとりじゃないことを誇りに思う」と語った。
ミランのマルディーニにとって、ホームの最終戦は苦い思い出となってしまった。マルディーニが試合終了後にグラウンドを一周している最中、熱狂的なサポーターの集まる南側のゴール裏に心無い横断幕が掲げられたのだ。
「ありがとうキャプテン。あなたはピッチ上では絶対無欠のカンピオーネ(チャンピオン)だったが、裕福にさせた者に対する敬意が欠けている」
またゴール裏には「6番バレージ」の横断幕も掲げられ、同時に「われわれのキャプテンはひとりだけ」というコールも巻き起こった。
これに対してマルディーニは「彼らのひとりじゃないことを誇りに思う」と語っているが、マルディーニはこのような別れを望んではいなかったはずだ。
マルディーニが昨年6月にミランと契約を延長する際、報酬面でクラブ側となかなか折り合いがつかなかったと言われている。この出来事が「敬意を欠いた」行動としてサポーターの目に映ったのかもしれない。
ミラン 2−3 ローマ
得点者:ミ=アンブロジーニ(75分)、アンブロジーニ(81分) ロ=リーセ(26分)、メネーズ(80分)、トッティ(85分)
ミラン(4−3−1−2):ジダ;フラミニ、マルディーニ、ファバッリ、ヤンクロフスキ(60分ザンブロッタ);ベッカム(46分セードルフ)、ピルロ、アンブロジーニ;カカ;インザーギ、パト(59分ロナウジーニョ)
(控え:カラッチ、センデロス、ガットゥーゾ、シェフチェンコ) 監督:アンチェロッティ
退場:アンブロジーニ(88分)
(控え:J・セルジオ、ローリア、モンテッラ、バチスタ) 監督:スパレッティ
警告:モッタ、タッデイ、アルトゥール