Cロナ、前人未到6大会連続弾…ポルトガル監督「奇跡ではない」「誰より早くトレーニング」
【ボストン(米マサチューセッツ州)=平沢祐】ワールドカップ(W杯)北中米3か国大会は23日(日本時間24日)、1次リーグ第2戦が行われ、K組はポルトガル(世界ランキング5位)がウズベキスタン(同50位)に大勝した。
L組はイングランド(同4位)とガーナ(同73位)が無得点のドロー。クロアチア(同11位)はパナマ(同34位)を下し、2敗のパナマは1次リーグ敗退が決まった。(世界ランキングは11日時点)
ポルトガル5―0ウズベキスタン
ポルトガルが今大会初勝利。6分、ロナルドが自身のW杯記録を更新する6大会連続ゴールを挙げて先制。ロナルドは2点リードの39分にも、速攻から自身2点目を決めて突き放した。ウズベキスタンは相手のスピードに翻弄(ほんろう)され、2連敗となった。
「記録はいつでもうれしい」
ウォーミングアップでポルトガルの先陣を切ってピッチに入るロナルドの顔つきは精悍(せいかん)だった。6日前の初戦で決定機を逃し、格下に引き分けた失意を振り払った主将が、歴史を刻む2得点でチームを鼓舞した。
歓喜は6分に訪れた。右サイドを突破したカンセロのクロスをハーフバウンドでとらえ、抑えの利いたシュートを突き刺した。W杯歴代2位の年長記録となる41歳138日で決めた、前人未到の6大会連続弾。39分にカウンターから奪った通算10得点目は、英雄エウゼビオを抜いて同国史上最多となり、「記録はいつでもうれしい」と破顔した。
精彩を欠いた初戦の後も、マルティネス監督はエースの擁護を続け、カンセロは「誰かに何かを証明する必要はない存在」と変わらぬ信頼を口にした。1点目の後、両手を広げるゴールパフォーマンスより先に仲間の元へ駆け寄ったロナルドの姿は「自分の目標は、常に代表の助けになること」という思いを体現した。

母国の40年ぶりの4強に貢献した2006年のW杯デビュー以降、代表ではクラブほどの輝きを示せずにきた。一方、比較され続けるアルゼンチンのメッシは、自身が涙を流してピッチを去った前回大会で優勝トロフィーを掲げた。期する思いは、当然あるはずだ。
この日は点差が開いた終盤でも、シュートを外せば試合に敗れたかのごとく、神妙な表情がのぞいた。勝利とゴールへの尽きない渇望が、希代の名手を突き動かしている。(細田一歩)
ポルトガル・マルティネス監督「ロナルドがこの年齢になってもパフォーマンスを維持できるのは、奇跡ではない。誰より早くトレーニング場に来て次の試合に集中する彼はチームの模範であり、不可欠な存在だ」
