4失点で降板した岩崎優(中央)と並ぶ才木浩人(左)

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◆JERAセ・リーグ 阪神3―4ヤクルト(23日・甲子園)

 阪神・才木浩人投手が、6回3安打8奪三振で無失点と好投しながら6勝目を手にできなかった。1点リードの8回に登板した岩崎が、1死しか奪えずに4失点で逆転を許した。「やっぱり1―0という一番神経が張り詰める場面で投げているので、今日みたいな展開になる日もあるし、逆に自分がすごく助けてもらう日もある。自分の勝ちが消えたのは別にしょうがない」と受け止めた。

 岩崎はわずか13球でマウンドを降りた。だが、試合前時点で防御率1・02という抜群の安定感を誇っていた。才木は「今日はザキ(岩崎)さんが打たれてしまいましたけど、いつも助けられているし、チームなので。みんなでカバーしてやっていけたらいいと思います」と前を向いた。

 これで4戦白星なしとなったが、手応え十分の登板にはなった。6回2死一、三塁の場面で、ヤクルトのドラフト1位・松下に8球粘られた末に最後はフォークで空振り三振に仕留めた。「すごい粘られていたんで、終わらんなって感じで(笑)。真っすぐでも食らいついてきてて、やっぱチャンスで1本打ちたいなっていう場面だったと思いますけど、向こうも。すごくいい執念を見せてるなって。あの勝負は、自分的には楽しめたっていう感じでした」。プロ10年目の経験と実力を見せつけ、ピンチを切り抜けた。

 チームは痛恨の逆転負けで3連勝がストップした。首位から変動はないが、巨人に同率で並ばれた。この日に敗れた3位・ヤクルトにも0・5ゲーム差に迫られた。「やっと“らしさ”が出てきた」と手応えを口にした右腕が、次戦はこそ白星をつかむ。