モロッコ代表でプレイするブアディ photo/Getty Images

写真拡大

ここまでの2026W杯で最大のサプライズとなっているのがモロッコ代表の中盤に入る18歳のMFアイユーブ・ディアビだろう。グループステージ初戦のブラジル戦からインパクトを残し、19日に行われた第2節のスコットランド戦でもフル出場。1-0の勝利に貢献している。

フランス1部のリールでプレイしているブアディは、今年の5月にモロッコ代表デビューを果たした。世代別ではフランス代表を選んでいたが、モロッコ側が早い段階で引き抜きに動いたのだ。

フランスの中盤にはオーレリアン・チュアメニ、アドリエン・ラビオ、ベテランのエンゴロ・カンテ、落選したものの、レアル・マドリードのエドゥアルド・カマヴィンガなど実力者が多い。現状ブアディがポジションを獲得するのは困難で、今夏のW杯出場にこだわるならばモロッコ代表入りが正しい選択だったと言える。

『Transfermarkt』によると、フランスの地域マネージャーを務めるロナン・カロフ氏は年齢に似合わない落ち着きがあると絶賛する。

「フランスのサッカーファンとして、彼がモロッコを選んだのは残念だ。しかしフランスの中盤は層が厚い。モロッコが早い段階での出場機会確保を条件に、彼を魅了したのは当然のことだ。今のところその選択は成功しているようだ。ブラジル戦から責任ある役割を任され、リールで見せてきたのと同じ資質を発揮している」

「彼は中盤に落ち着きをもたらしている。彼の年齢を考えると、同年代の選手はもっとミスが多いだろう。しかし彼は年齢以上のプレイをしている。非常に落ち着いていて、すでに中盤のリーダー的存在だ。彼は試合のペースを本当にコントロールしている。彼は本当に興味深い選手だ。ブラジル戦のようなパフォーマンスを続ければ、移籍金額で大きな注目を集めるだろう」

18歳ながらブアディの市場価値は5000万ユーロに達していて、同サイトは今夏に移籍する場合に移籍金は8000万ユーロ程度まで上昇すると予想している。今大会で大きく評価を上げた選手の1人で、新時代の怪物候補だ。