[6.20 W杯F組第2節 日本 4-0 チュニジア モンテレイ]

 感慨のW杯デビューだった。日本代表DF瀬古歩夢(ル・アーブル)は後半34分、DF冨安健洋に代わって右CBで途中出場。2015年ごろから世代別代表で共に戦ってきた盟友の右ウイングバックDF菅原由勢と熱くハイタッチを交わし、夢の舞台のピッチに立った。

 試合後、瀬古は取材エリアで真っ先に菅原の名前を口にした。「由勢も前におって楽しい時間を過ごせました」。2019年のU-20W杯以来となる揃っての世界舞台に「最後に一緒に戦ったU-20W杯はずっと一緒に組んでいた中で、ここでA代表の舞台で一緒に組めて感慨深いものがあった」と喜んだ。

 MF遠藤航の離脱を受けてボランチ起用が予想されていたなか、本職のCBでのW杯デビューとなった。

「どのポジションでもやるつもりで来たし、航くんが離脱してボランチで出る可能性が高かったけど、交代の時にCBで出るよと言われて、いつもやっているポジションなのでそこまで考えることなくプレーできた」。その言葉どおり、リーグ・アンと同様の安定感で試合を締めくくった。

 初戦のオランダ戦では瀬古に出番は訪れなかった一方、盟友の菅原やMF久保建英、MF中村敬斗が活躍し、「アンダー世代の頃から一緒にやってきた選手たちがこういう舞台で結果を出しているのは自分にとっても刺激になるし、また頑張ろうと思う」と話していた。

 試合後には左膝の負傷でモンテレイに帯同しなかった久保から「おめでとう」とのメッセージを受け取ったという瀬古。「このチームは上に行くべきチームだと思うし、まだまだ戦いも長いのでチーム一丸となって戦っていきたい」と意気込みつつ、個人としても「W杯だからというのはあるけど、今まで自分がやってきたことを出すだけ。もちろん緊張とか、ワクワクとかあると思うけど、いつも通り、普段通りやっていけたら」と奮闘を誓った。

(取材・文 竹内達也)