中国の造船所が大型特殊貨物船の引き渡しで新たな節目を迎える―香港メディア

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中国メディアの参考消息によると、香港メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポストはこのほど、「中国の造船所が大型特殊貨物船の引き渡しで新たな節目を迎える」とする記事を掲載した。

記事はまず、中国の大手造船会社である江南造船が10日、世界最大のアンモニア運搬船を引き渡したことに触れ、「これは中国が高付加価値造船事業に注力する上で、また一つの重要な節目となる出来事だ」と伝えた。

記事によると、「Ivy Cove」と命名された9万3000立方メートルの超大型アンモニア運搬船は、シンガポール海運大手イースタン・パシフィック・シッピング(EPS)が2023年に発注した6隻のうち最初に引き渡されたものだ。

江南造船はプレスリリースで、Ivy Coveの引き渡し成功について、「このプロジェクトに伴う難題を鑑みると、江南造船の超大型液化ガス運搬船分野における先進的な技術力を示している」と述べた。

アンモニアは密度が高く腐食性も強いため、輸送には厳しい課題が伴う。一方で、燃焼時に二酸化炭素を排出しないため、環境に優しい燃料であり、水素よりもはるかに高い温度で液化するため、海上で水素を輸送するのに理想的な媒体となる。

シンガポールの買い手と中国の造船会社との関係は深まり続けている。EPSは今年1月、江南造船と新たに9万立方メートルの超大型アンモニア運搬船2隻の建造契約を締結し、28年の引き渡しを予定している。

記事は「今回の引き渡しは、中国が世界の造船業界においてますます優位性を高めている中で行われた」とし、今年第1四半期(1〜3月)に中国の造船所が世界の新規船舶受注の約85%を獲得したことに触れた。

また「従来型のばら積み貨物船やコンテナ船、石油製品タンカーの世界トップクラスの生産国だった中国の造船会社は、今ではハイテクガス運搬船の受注においてもシェアを拡大している。この分野は長らく韓国の造船会社が市場をリードしてきた」と伝えた。

記事によると、9日には上海の造船会社である滬東中華造船が世界最大の27.1万立方メートルに達する超大型液化天然ガス(LNG)輸送船の建造を開始した。28年に引き渡される予定のこの船舶は、カタールの国営エネルギー企業カタールエナジーの船隊拡張計画の一環で、滬東中華造船は最大の建造請負業者として計36隻のLNGタンカーを受注した。(翻訳・編集/柳川)