鎌田(左)のプレーを称えた小川(19番)。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 日本代表は、北中米ワールドカップのグループステージ第1節で、強豪オランダと対戦。二度のビハインドを跳ね返し、2−2のドローに持ち込んだ。

 1−2で迎えた88分、劇的な同点ゴールを奪ったのが鎌田大地だ。伊東純也のCKに合わせた小川航基のヘディングシュートが頭にかすり、ネットに吸い込まれていった。

「鎌田の1ミリ」と反響を呼んだこの得点は一見、ラッキーなゴールにも見えるが、鎌田は小川と競り合おうとしたフィルジル・ファン・ダイクをブロックし、動きを制限して味方をサポートしていた。

 この“ファインプレー”について、鎌田は「ブロッカーの役だったので、誰をブロックしようかなと思ったときに、ファン・ダイク選手が一番、弾けるポイントだった」と明かしている。
 
 また、サポートを受けた小川は「ブロックは自分たちも使われたら嫌だし、現代サッカーで大きな戦術の一つになっていると思う」と話し、29歳のMFを称えた。

「大地君が自分を理解して、大地君はストライカー的なヘディングが得意な選手じゃないと思うので、何が自分にできるのかって考えた結果、ああいう風な行動に至ってゴールにつながったと思うので、素晴らしいなと。戦術眼というか、経験値を持った選手だなと思いました」

 それぞれが役割を果たして奪った、見事な同点弾だった。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

【動画】同点ゴール直前、鎌田大地の頭脳的な秀逸プレー