ノルウェーの「怪物」ハーランドが2ゴールでイラクねじ伏せ、母国に28年ぶり勝利もたらす
サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3か国大会は16日(日本時間17日)、1次リーグI組が行われ、ノルウェーが屈指のストライカー、ハーランドの2ゴールなどでイラクを4−1で破り、白星発進した。
ノルウェーにとって、28年ぶりの出場。25歳のハーランドは、生まれてから母国の代表がW杯で戦うのを見たことがなかった。「重圧を感じたが、W杯デビュー戦で2ゴールでき、勝てた。特別な瞬間だ」。「怪物」の異名通り、空回りせず、自らの得点でチームを勝たせる任務を遂行した。
力みすぎないよう、「いつもと同じように」と心がけた。前線の中央で攻撃の起点となり、プレスをしかけ、シュートを狙った。29分、左からのクロスに身を投げ出して合わせ、先制。追いつかれた後の43分には、相手選手がGKに戻した緩めのパスを猛追。GKが蹴りだそうとしたボールを体に当てて、勝ち越しの2点目をもぎ取った。
父のアルフィーさんは、ノルウェー代表として1994年米国大会に出場している。「一度限りかもしれない夢の舞台。楽しみなさい」と送り出してくれた父に、これ以上ない結果で応えてみせた。
欧州予選では、全世界の予選を通じて最多の16ゴール。「考えすぎず、継続していくだけ。もちろんうれしいけど、冷静さを保たないといけない」。希代のゴールハンターに雑念はない。(平地一紀)
ノルウェー 4―1 イラク
好機を確実に生かしたノルウェーが快勝発進。エースのハーランドが前半に2得点。76分にエスティゴールが頭で決め、終了間際には相手のオウンゴールで4点目が入った。イラクは中央を固めて後半途中まで1点差と粘ったが、力尽きた。
40年ぶり出場のイラク、要所でミス響く
40年ぶりにW杯の舞台を踏んだイラクは、4失点を喫し、今大会のアジア勢初黒星。ボール争奪戦ではノルウェーに競り負けず、好機も作った。だが、要所でのミスが響いて徐々に差を広げられ、得点は、39分にアイメンが頭で挙げた1点のみ。フセインは「70分頃まで、いいプレーはできた。ミスを修正し、次戦までに改善させたい」と誓っていた。
