整理収納のプロが片付けの現場で使うアイテムは、意外にも特別なものではありません。「どこでも手に入る“3つのアイテム”があれば、片付けはもっとラクになります」と話すのは、片付けのプロ・下村志保美さん。今回は、下村さんが愛用する“片付けの3種の神器”と、その活用法を教えてもらいました。

 神器1:メジャー。片付けの第一歩は「測ること」から

収納を考えるとき最初にやるべきことは、サイズを正確に測ること。1mmでも合わなければ、収納グッズは入りません。「なんとなく入りそう」という感覚で購入して失敗する方がとても多いので、メジャーは必需品です。

【写真】神器1:メジャー

100円ショップのものでも十分使えますが、最近はレーザーメジャーも手頃な価格で手に入るようになりました。とくに、引き出しの内寸など、片手で測りにくい場所ではレーザーが圧倒的に便利。壁から壁まで一瞬で計測できるので、棚や押し入れの採寸もスムーズです。ひとつもっておくと、収納グッズ選びの失敗が大幅に減ります。

神器2:紙袋。引き出しや野菜室の仕切りに大活躍

意外に思われるかもしれませんが、紙袋は優秀な収納アイテムです。

引き出しの中を仕切ったり、棚の仮置きスペースをつくったりするのに活用します。収納グッズを買う前に、「この場所でいいのか」「この大きさでいいのか」を実際に生活しながら確かめる仮置き期間を設けるのが大切です。その期間は、家に眠っている紙袋がそのまま代用可能。

また、冷蔵庫の野菜室の仕切りにも活躍します。野菜室は、野菜の土や水分で汚れやすい場所ですが、紙袋なら汚れてきたらそのまま捨てるだけ。100円ショップのカゴでも代用できますが、まずは紙袋で試してみることをおすすめします。

神器3:養生テープで収納場所を「見える化」する

収納を整えたあとに欠かせないのがラベリング。どこになにがあるかを明示することで、家族全員が片付けに参加しやすくなります。そのラベリングに使っているのが、「養生テープ」と「ワザアリテープ」という2つの「テープ」です。

マスキングテープでも代用できますが、この2つのテープは手でスパッと真っ直ぐ切れるのが最大の特長。ハサミ不要で使えるので、作業のテンポが上がります。見た目もスッキリ仕上がるのでおすすめ。

また、はってはがせるラベリングシールも市販されていますが、場所によってははがれやすいことも。

私は棚や引き出しなど面積の大きな場所には養生テープ、小物の仕分けには細く切りやすいワザアリテープを使い分けています。

この3種の神器があれば、片付けが変わる

メジャーで正確に測り、紙袋で仮置きして試し、テープでラベリングする。この流れを習慣にするだけで、収納グッズ選びの失敗も手戻りも、ぐっと少なくなります。

特別なものはなにもいりません。まず手元にあるものから始めてみてください。小さな一歩が、片付けへの大きな変化につながると思います。