米キャタピラー画像はAIで作成。

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2026年6月11日、中国メディアの観察者網のコミュニティーに、圧倒的な業績格差を見せる米国キャタピラーの強さの要因と、電動化を機に海外進出を加速させる中国企業の戦略について紹介する文章が掲載された。

文章を掲載したのはセルフメディアの「正解局」。文章は、米キャタピラー1社だけの純利益で中国の3大建設機械企業(徐工機械、三一重工、中聯重科)の合計の3倍以上もあり、米中の建機企業の間に圧倒的な業績格差が存在すると紹介。キャタピラーの強さを三つの点から解説した。

まず第1の要因は、中核部品を外注せずエンジンから油圧、スマートコネクテッドに至る主要技術を完全に掌握する垂直統合の技術至上主義があり、これが100年かけて築いてきた強固な基盤になっているとした。

第2の要因は、鉱山機械、建設産業、電力・エネルギーという3大部門のバランスの取れた多様化された事業構造に言及し、複合的な経営によりさまざまな経済サイクルを余裕を持って乗り越えられると分析。最近では人工知能(AI)の計算力が爆発的に普及する中でデータセンター向け非常用発電機の注文が集中し、1〜3月に電力・エネルギー部門が同社最大の事業部門になったと紹介した。

第3の要因は、独自の代理店網による強力な販売網の構築と傘下企業が融資、保険、メンテナンス、中古処分など製品ライフサイクル全体のあらゆる段階で持続的に収益を上げる仕組みを構築したことを挙げた。ライフサイクル全体をカバーしたサービスを提供できることで「購入価格は高いがランニングコストは安上がり」となり、顧客が喜んで財布を開く根本的なロジックが形成されているとした。

その上で、製品の世代交代、利益率の高い北米を重しとしつつ世界に分散し現地生産能力を確保するグローバルな運営、単発の機器販売ではなく「一生涯のビジネスとなるサービスを売る」仕組みがキャタピラーの持続的成長を支える秘密だとまとめた。

文章は、中国企業が伝統的な建設機械の領域ではキャタピラーが築いた強固な特許の壁を迂回することはほぼ不可能であるものの、世界で最も完全な新エネルギーのサプライチェーンという独自の強みを持っていることに言及。現在はキャタピラーなどの強力な米国企業を逆転する好機を迎えていると論じた。(編集・翻訳/川尻)