アニメの小柄な女性キャラは問題?ネットユーザーの修正動画が「外見差別」と批判の的に―台湾メディア
2026年6月3日、台湾版Yahoo!のYahoo奇摩は「小柄なアニメ女性キャラは問題なのか?」と題し、海外のネットユーザーの修正動画が外見差別と批判の的になっていると報じた。
記事は、「著名なラブコメ作品『先輩がうざい後輩の話』のヒロイン・五十嵐双葉(いがらしふたば)の体格が、最近国際的なネットコミュニティー上で論争を巻き起こしている。発端は、海外のTikTokクリエイター・vanfei_obssesionが投稿した『修正版』動画。23歳という設定でありながら小柄な体形の双葉の身長を無理やり高くし、より大人びた外見に変更した上で、修正後の身長や体形こそが『成人女性らしい姿』であると主張したのだ」と説明した。
そして、「この作品は身長差をテーマの一つとしたラブコメディーだ。しかし、オリジナルのキャラクターデザインを『不自然だ』と断じる行為は、瞬く間に多くのアニメファンやネットユーザーの反発を招いた。日本をはじめ各国のファンからは、双葉と先輩との身長差こそが『先輩がうざい後輩の話』における中心的なギャグ要素であり、キャラクターの魅力そのものだという声が上がっている」と述べた。
また、「ネット上では『現実的』『合理的』という名目で他人の創作物を勝手に改変し、それを『修正』と呼ぶこと自体が、原作者に対する不敬であるとの意見が多く寄せられたほか、現実世界にはもともと小柄な成人女性も存在するため『成人女性はこうあるべきだ』というクリエーターの発言こそが別の形の外見差別ではないかとの指摘も出ている。実際に身長140センチ前後の小柄な女性コスプレイヤーたちも写真を投稿し『私は大人ではないとでもいうの?』と反論している」と伝えた。
さらに、「一部では『小柄な女性』という設定そのものを、日本のロリコン文化などのネガティブなイメージと結び付けたことについても『悪意のある解釈だ』と批判された。また多くのネットユーザーは、西洋諸国と比べれば、多くの東アジア系女性は平均的に小柄な傾向があり、アニメ作品そのものが視覚的効果や演出効果を高めるために、キャラクターの特徴を誇張して描くことも珍しくないとし、特定の西洋的な美的基準を異なる文化背景を持つアニメ作品に無理やり当てはめるべきではないと強調している」とした。(翻訳・編集/岩田)
