クドカン、再び朝ドラで地元「東北」描く 「おしん」以来45年ぶり山形舞台 「東北のメンタリティー」
「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」など大ヒット作を多く生み出した脚本家の宮藤官九郎氏が、NHK2028年度前期の連続テレビ小説(第118作)の脚本を手掛けることが発表された。タイトルは「ほんのモキチ」で、ヒロインは女優・河合優実(25)。宮藤氏は15年ぶりの執筆で、再び地元である東北を舞台に作品を描く。
宮藤氏は13年放送の「あまちゃん」で脚本を担当。能年玲奈主演で海女を目指す少女・天野アキの成長と、ローカルアイドルとしての活躍を描き、一世を風靡(び)した。宮城出身の宮藤氏は「あまちゃん」で岩手を舞台にし、東北を盛り上げた。
今作のモデルとなったのは歌人・斎藤茂吉とその妻・輝子。茂吉は山形県上山市に生まれたため、再び朝ドラで東北が描かれる。
宮藤氏は、「あまちゃん」の際に地元の人から「何で岩手?」と宮城を舞台にしてほしいと懇願されたというが、今作の山形について「ほとんど宮城」と主張。東北を舞台にした作品は「あまちゃん」のほか86年「はね駒」の青森県、21年「おかえりモネ」の宮城県など複数あるが、山形を舞台にした作品は83年「おしん」以来、45年ぶりとなる。宮藤氏は「行ってみてわかったんですけど、ほとんど宮城なんです。宮城の人も宮城のドラマだと思ってみてくれると思う。東北の人は東北のメンタリティーがわかる」と笑みを浮かべた。
同作では斎藤茂吉とその妻・輝子をモデルにした朝ドラ史上「最も不仲な夫婦」の物語を描く。チーフ・プロデューサーは連続テレビ小説「らんまん」などで知られる板垣麻衣子氏。宮藤氏は会見で「女性が活躍する時代、自由に言いたいことをいう女性のキャラクターがいい!あくまでコメディをやりたい」といい「せっかくだから前回(あまちゃん)とは全く違うアプローチで、半年間お茶の間を賑やかに盛り上げたい」と意気込んだ。

