(朝)米国市場は3指数揃って続伸 中東をめぐっては情報が錯綜するも和平への期待から買い優勢
【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 51,078.88 △46.42 (6/1)
NASDAQ: 27,086.81 △114.19 (6/1)
1.概況
米国市場は主要3指数揃って続伸し最高値を更新しました。中東情勢をめぐっては、イランがイスラエルによるレバノンでの戦闘に抗議し交渉を停止したとの報道があったものの、トランプ米大統領が交渉を継続していると述べたことから、和平への期待が意識され、買いが優勢となりました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は114ポイント高の27,086ポイント、S&P500株価指数は19ポイント高の7,599ポイントでいずれも8日続伸で最高値を更新しました。小型株で構成されるラッセル2000は13ポイント安の2,905ポイントで続落しました。
2.経済指標等
5月の米ISM製造業景況感指数が54.0と発表され、市場予想の53.2を上回りました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち2業種が上昇しました。情報技術が2.5%高、エネルギーが1.9%高となりました。一方で、公益事業が3.1%安、一般消費財・サービスが2.6%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中9銘柄が上昇しました。セールスフォース[CRM]が9.7%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。アイビーエム[IBM]が7.6%高、1日に台湾でのイベントで人工知能(AI)パソコン向け半導体の新製品を発表したエヌビディア[NVDA]が6.3%高となりました。一方、21銘柄が下落し、アマゾン・ドットコム[AMZN]が3.5%安、メルク[MRK]が3.0%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、カジノリゾート運営のエムジーエム・リゾーツ・インターナショナル[MGM]は著名投資家のバリー・ディラー氏が運営するピープル・インクが同社に対し買収案を提示したとの報道を好感し16.1%高となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.02%高い4.45%となりました。2日朝のドル円は159円台後半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国主要3指数は揃って続伸し最高値を更新しました。イランはイスラエルのレバノンでの地上作戦拡大に抗議し米国との協議を停止すると表明した一方で、現地時間午後にトランプ米大統領がイランとの協議を継続していると述べたことで買いが集まりました。夜間の日経平均先物は180円高の67,260円で取引を終えており、本日の日本市場は買いが優勢でのスタートが見込まれます。昨日の日経平均は史上初めて67,000円を突破する場面もあり本日もその流れが持続するか注目されます。
個別株では、伊藤園(2593)が1日、2027年4月期の連結純利益が前期比3.3倍の114億円となる見通しを発表しました。ただし、この大幅増益は前期に自動販売機事業で約140億円の減損損失を計上した反動によるもので、2025年4月期の利益水準と比較すると依然低い水準です。本日の市場の反応が注目されます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)
マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部
